2026年ミラノ・コルティナ五輪の代表選考会を兼ねるフィギュアスケートの全日本選手権2日目(20日、東京・国立代々木競技場)、ペアのショートプログラムが行われ〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組(ともに木下グループ)が84・91点で首位発進した。
試合直前に三浦が左肩を脱臼する緊急事態が発生。木原は「心臓が止まるかと思った」と振り返るも、決して動じなかった。ともに過去のグランプリファイナルで脱臼。「1年間積み重ねてきたものがあった。絶対に自分たちは成長しているので、どうやったらできるかにフォーカスしようと言い続けた」と三浦を鼓舞した。
周囲の不安が高まる中での演技だったが、息の合った3回転トーループや高さのあるリフトで観衆を魅了。国際スケート連盟非公認ながら、世界最高得点をマークした。演技直後に涙を浮かべた三浦は「ハプニングがあったけど、そこにフォーカスしすぎずに挑むことができた。去年もその(脱臼)状態でやったので、あまり(棄権という)考えはなかった」と安堵の表情を浮かべた。
21日のフリーに向けては病院に行かずに、トレーナーの治療を受ける予定。三浦は「明日までも時間がないし、私たちのやってきたことをきちんとフリーで出したいので、病院は全てが終わってから行きたい」と気合十分。世界の頂を知る最強カップルは、どんな場面でも全力を尽くす覚悟だ。













