西武・平良海馬投手(25)がクローザー転向1年目で今季セーブ王のタイトルを確定させた。
3日の楽天戦(楽天モバイル)では、まさかのセーブ失敗で敗戦投手となった。6―4とリードした9回に今季55試合目のマウンドへ上がったが、2四球3安打3失点の大乱調でチームも6―7でサヨナラ負け。今季32セーブ目は手中に収めることかできず、4月22日以来の黒星で2敗目を喫した。6回無失点の好投でリリーフ陣にバトンを託していた先発・与座の7勝目もフイにしてしまった。
この日は大阪から仙台への移動ゲーム。終盤に試合展開が目まぐるしく変わった影響もあり、平良は「(準備を)したりしなかったり。(指示が)変わったりもしてるんで、そういうのも(影響が)あったかもしれない」と振り返り、舞台裏のドタバタにも触れた。
それでも1年間を振り返れば、ブルペンの柱として55試合に登板し4勝2敗31セーブ、防御率1・71と役割は果たした。
昨年の契約更改で「リリーフ継続」を望む球団と「先発復帰」を強く要望する平良の交渉は平行線をたどった。それでも秋季キャンプから根気強く説得に当たった西口監督と球団の条件提示に対し、平良の姿勢は2度目の交渉で急転。「ざっくりいうと条件が良かった」(平良)として、実質的な守護神転向が実現した。
西口監督は試合後「(セーブ失敗は)まあ、しょうがない」としながら「(今季は)後ろに平良がいるんで安心感があった。それを1年間しっかり務めてくれた。こうやってタイトルを取れてよかったです」と総括。サヨナラ負けにも関わらず、自らが望んだ守護神・平良の働きを評価した。
平良も「そこを目指してやってきたわけではないが、最終的に取れてうれしい。1年を通してしっかりやれたことはよかった」とし、球団では増田達至以来となる最優秀中継ぎ&セーブ王のダブルタイトル確定を喜んだ。そして「今日の失点とかは来年しっかり生かしつつ、変化球の改善とかを進めていきたい」とも続け、早くも来季を見つめていた。
チームはこの日の敗戦でシーズン5位が確定。3年連続のBクラスに沈み低迷地獄にあえぐ現状と照らし合わせると、平良の来季起用法は重要なターニングポイントとなってくる。クローザー継続か、あるいは先発復帰か。いずれにせよ、今オフは西口監督の判断と本人の決断の行方に大きな注目が集まりそうだ。












