タイトル獲得なら年俸も爆騰か。日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)が最多安打のタイトル獲得に向け、奮闘を続けている。30日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に「1番・三塁」で先発出場し、2打数1安打2四球でシーズン通算安打数を141に伸ばした。同日のロッテ戦(ZOZOマリン)で1安打を放ち、同142安打としたリーグトップの楽天・村林一輝内野手(27)を1差で追走。そんな清宮幸に球団側も〝ニンジン〟をぶら下げ、全面支援する姿勢をのぞかせている。
この日の清宮幸は第1打席で相手先発・伊藤の2球目を中前へはじき返し、通算141安打をマーク。それまでトップタイだった西武のタイラー・ネビン外野手(28)とは2位で並んだが、楽天・村林には再び引き離される格好となった。
泣いても笑っても、残り1試合(10月4日・ロッテ戦=ZOZOマリン)。文字通りの「ワンチャン」にかけ、悲願のプロ初タイトル獲得へ挑むことになった。しかしながらネビンが9月30日に帰国したとはいえ、トップの村林には3試合も残されている。この状況を鑑みれば、清宮幸は極めて厳しい状況だ。
それでも日本ハムの球団関係者は一様に「絶対に最後まで諦めるな」と本人にハッパをかけ続けている。すでに清宮幸は今季137試合に出場。本塁打こそ12本も打率はリーグ10傑を争う打率2割7分1厘(30日時点=リーグ11位)を残し、打点も「65」でリーグ2位を誇る。こうした活躍もあって年俸は今季8000万円(推定)から一気にはね上がり、来季は「1億円プレーヤー」になることがほぼ確実だ。
そして最多安打獲得なら「ボーナス」として、さらなる上積みが期待できるという。ある球団幹部はこう打ち明ける。
「各選手の評価は査定担当が毎試合細かくチェックしているので、その規定に従うことになります。ただタイトル獲得なら、ボーナスが付くのは当然。特に今季はチームが昨季同様の2位とはいえ最後までソフトバンクとリーグ優勝争いをしましたし、本拠地の観客動員数も史上最多を更新(223万人超え)したので。その収益分は活躍した選手にしっかり上積みするつもりです」
このように前置きし、清宮幸についても「仮にタイトルを獲得したら相当な増額となるでしょう。もしかしたら数百万円どころか数千万円ぐらい変わるかもしれない」と指摘。「今季年俸から2倍増するのか」という問いにも「あるかもしれないですよ」と口にした。
村林とのタイトル争いは安打1、2本差で決着が付くはず。ここに〝ニンジン〟が加われば、清宮幸もさらに気合が入るだろう。この日の試合後、清宮幸は「向こう(村林)の方が試合数も多いし『打つな』って願うのも違うな、って思うので。ちょっと複雑です」と心境を語りながらも「今日、王さん(ソフトバンク会長)にも『(タイトルは)望まないと手は届かないよ』と言われたので。これからちょっと試合は空きますけどこの期間を良い期間にして最終戦に臨みたい」と意欲をのぞかせた。
劣勢をはね返し、恩恵を得られるか。最後の最後まで清宮幸の熱い戦いは続く。












