ヤンキースは2日(日本時間3日)、本拠地ニューヨークでのレッドソックス戦に4―0で完勝。ワイルドカードシリーズ初戦に敗れ、王手をかけながらも連勝でうっちゃり、底力を見せつけた。

 投打ががっちりとかみ合った。先発したシュリトラーはレッドソックス打線を寄せつけず、8回まで107球を投じて5安打無失点。実に12奪三振をマークすれば、打線は4回にロサリオ、ボルの適時打と相手の守備ミスも絡んで4点を挙げた。最後はベッドナーが試合を締め、同地区のライバルに引導を渡した。

 昨年はワールドシリーズでドジャースに敗退。2009年以来の頂点返り咲きへの思いは強く、アーロン・ジャッジ外野手(33)がのぞかせた燃え盛る感情が米メディアに伝えられた。4点をリードし、なおも二死一、二塁でジャッジは代わったばかりのスレーテンと対戦。初球の95・5マイル(約154キロ)の直球が左手首付近に当たった。のけぞりながら避けようとしたもののぶつかってしまったジャッジは、右手で三塁方向へバットをポ~ンと放り投げ、左のヒジ当ても取って一塁側へ〝ポイ捨て〟。その足は一塁方向ではなくマウンド側へ数歩進み、緊張が走った。

「クラッチポインツ」は「ジャッジが死球後にジャスティン・スレーテンを冷たいまなざしで見つめた」と報道。脚につけたレガースを外す頃には冷静さを取り戻したかにも映っていたが、「ジョム・ボーイメディア」によると「何度かにらみつけていた」という。

 伝統球団の主将として取り乱すことはないジャッジ。気迫の表れが世界一奪還への思いを物語っていたのかもしれない。