パ首位のソフトバンクは24日の楽天戦(楽天モバイル)に8―3の快勝を収め、連敗を4で止めた。試合のなかった2位・日本ハムとのゲーム差は「3」に拡大。優勝マジックを1つ減らして「4」とした。

 本拠地で屈辱の4連敗を喫したチームが、敵地・仙台で流れと空気を変えた。この日は一軍復帰3戦目の柳田を「1番・左翼」で起用。その柳田が初回に右翼線二塁打でチャンスメークすると、無死満塁となって中村の内野ゴロの間に先制した。打線が19イニングぶりの得点を奪うと、金縛りが解けたかのように打ちまくった。14安打、8得点。オリックスとの4連戦は「残塁40」と好機はつくるも最後の一本が出なかった打線が気を吐いた。7回1失点と好投したモイネロを強力援護。左腕エースの自己最多12勝目をアシストした。

 試合後、小久保監督は前カードで6度の満塁イニングを逸して得点力不足にあえいだことを念頭に「また満塁になってどうなることかと思った。どんな形でもいい」と先制点のシーンを振り返り、笑みを浮かべた。右脛骨(けいこつ)骨挫傷から復帰した柳田が一軍では4月6日以来となる左翼守備についたことには「レフトフライ捕るだけでもベンチが盛り上がった」と明かし、主砲の元気な姿に安堵感を見せた。

 残りは7試合。台所事情は厳しいが、チーム一丸で乗り切る。9連戦中のチームはこの日仙台入りしたが、勝利の方程式を担う中継ぎの藤井が腰痛のため遠征に帯同しなかった。首脳陣は抹消せずに様子を見る方針で、ブルペン補強のため岩井を昇格させ、石塚の登録を抹消した。藤井は今季ここまで50試合に登板して2勝3敗18ホールド、防御率1・47。長期連戦中に貴重なリリーバーを欠く事態となったが、指揮官は「この時期、健康体の選手はいない。個人もチームも満身創痍」とナインを鼓舞した。