セ4位・広島は28日の巨人戦(マツダ)で8―3と快勝し、破竹の4連勝。同一カード3連勝でG粉砕に成功した。
好調の打線が日米通算200勝に王手をかけて先発した巨人・田中将に対し、立ち上がりから遠慮なく襲いかかった。2回までに6安打を浴びせ5得点を奪い、マウンドから早々と引きずり降ろした。この日4安打4得点3打点と大暴れを見せた中村奨成外野手(26)が7回に6号2ランを放つなど、終わってみれば16安打8得点を奪った。
CS進出圏内の3位・DeNAとのゲーム差も「1」を死守。2位・巨人には一気に「2・5」にまで詰め寄った。新井貴浩監督(48)は「(田中将は)200勝まであと1勝ですし、素晴らしいピッチャーなので受け身にならずに、どんどん攻めていこうという話はしていました。あんまり数字的なものは気にしていませんので、一戦一戦を大事に戦っていきたい」とし、あくまで〝無欲〟を強調した。
その一方で「育てながら勝つ」ことにこだわる鯉将が最も心を砕くのが、中長期的なチームの懸案事項でもある若手野手の育成だ。残り27試合となった中で、若鯉に対してマンツーマン指導に踏み切る機会も増えてきている。
早出や試合前の練習時間帯において、これまでの基本は藤井ヘッドや朝山、小窪両打撃担当ら各コーチ陣に選手への指導を委ねていた。だが最近ではホーム・ビジターを問わず、フリー打撃の最終組に課題や修正が必要な選手が割り当てられ、新井監督が見守るだけでなく直々にマンツーマン指導する光景も増えてきている。
同時に自らに課していた「禁」も解いた。入団1年目や一軍初年度の選手に対し「今現在、持っているもので勝負してもらいたい」との姿勢から技術的な指導は質問されない限り、極力行わない方針を貫いていた。実際に21日まで行われた敵地DeNA3連戦(横浜)中から、ドラフト1位新人・佐々木泰内野手(22)への技術指導も解禁。「これは『言わないと』と思ったので」と自ら声をかけ、室内練習場でマンツーマン指導に踏み切ったという。
「見守り型」だった鯉将が、満を持してシフトチェンジ。残り試合は将来の成長をスピードアップさせるべく、遮二無二に若鯉へ助言を送るシーンが、増えていきそうだ。












