去年の下克上日本一が遠い昔のことのようだ。3位DeNAが11日のヤクルト戦(神宮)に4―9と大敗で3連敗。2位巨人が敗れたためにゲーム差は2・5のままだが、4位中日との差は2にジワリと縮まった。

 ミスが多く、負け方も悪い。初回、先発・平良が先頭・太田に右前打を打たれ、続く岩田のセーフティーバントを処理した捕手・山本が一塁へ悪送球(失策)。一走の太田に三進され、内山の適時打で先制点を献上した。3回には平良がまたも内山に2ラン、村上にもソロと2打者連続被弾。打線は安打と四球で毎回出塁し、うち3度先頭を出して得点圏まで進めるが、あと1本が出ない。

 三浦監督は3回で平良を見切り、4回から三島を注ぎ込んだが、5回に回またぎをさせ裏目に出た。安打、四球、申告敬遠で一死満塁とされると、中村悠の犠飛、代打・北村拓の走者一掃二塁打で一挙5失点である。

 そのうち1失点が左翼・佐野の悪送球(失策)によるもの。三嶋が二死二塁で一ゴロを打たれ、一塁ベースカバーが遅れて一塁手オースティンを怒らせる一幕もあった。三浦監督は「(初回の)山本のミスもそうですけど、他にも中継の乱れがあったし、それが失点に絡んだ」と反省の弁。「今後に向けてしっかりやっていく」と自らに言い聞かせるように話した。

 終盤にはオースティンの2打席連続ソロも出たが、すべて焼け石に水。ヤクルトの12安打を上回る15安打を打ちながら、4点しか取れずに惨敗である。

 チームの現状には同情の余地もある。今年は主力が再三不測の事態に襲われており、最近も牧が左手親指の手術、バウアーが腰の違和感で登録抹消。開幕前は桑原が右手親指の死球骨折、開幕直後にはオースティンが右ヒザの骨折で離脱した。「何事もプラスに変えていく」が口癖の三浦監督も、この事態はさすがに想定外だったようだ。

「アクシデントやケガをプラスに捉えることはできないですね。ケガには防げないものもあるけれど、防げたものもあったかもしれない。アクシデントはどれだけ注意しても起こり得る。起こったことはもう変えられないので、コンディションに注意して、今いる全員で戦っていきます」

 この日2発打ったオースティンも「日々状態を確認しながらになる」と三浦監督。残り41試合、今こそ去年の日本一監督の手腕が問われる。