連日の猛暑の中、屋外球場ならではの夏バテがDeNAをむしばんでいるのか。8日の巨人戦(横浜)は2―12で大惨敗。外国人エースのアンドレ・ジャクソン投手(29)が球団の助っ人タイ記録となる10勝目をかけて先発したが、5回8安打6失点と打ち崩され、5敗目を喫した。
初回一死一塁から京田の失策でピンチを広げるとキャベッジ、リチャードに適時打を浴び、いきなり3点を失った。4回も自らの死球、打席に立った相手先発・山崎のバント空振りがボールと判定された微妙なジャッジに加え、直後の宮崎の失策も重なり、丸の犠飛、佐々木の適時三塁打で3失点。今季ワーストの計6失点となり、ここでほぼ勝負は決した。
三浦大輔監督(51)はジャクソンについて「打ち取った当たりが(野手の)間に落ちたり、不運もあってリズムに乗りきれなかった」とフォロー。だがチームは今週9連戦に入ってから先発に勝ちがついていない。
しかも6日の広島戦(横浜)はエースの東克樹投手(29)が今季ワーストの10失点で2連敗となり、6敗目。その上、悪い流れを断ち切ることを期待されたジャクソンまでKOされ、チームの苦境を支えてきた2本柱がそろって負けている。
リーグ4位のチーム打率が示しているように、今季のベイ打線は貧打に泣いた。この日のように味方のミスに足を引っ張られたこともある。
「その間、東、ジャクソンは常に黙々と投げ続けてゲームを作ってきた。ここにきてその疲労やストレスがたまっているようです」とチーム関係者は指摘した。
そこへ持ってきて、救世主と期待された藤浪晋太郎投手(31)の一軍昇格も白紙になった。当初は11~13日のヤクルト3連戦(神宮)が有力視されていたが、6日のイースタン・巨人戦(横須賀)は7四死球5失点と散々。そのため、三浦監督は8日の試合前、藤浪について「状態を見ながらです。ファームの報告を受けてからになります」と当面、二軍に置く方針を明言。以前は制球難を認めながらも「それを上回るプラスがある」と強調していた。しかしながら、さすがにこの瀬戸際で現状の藤浪を使うリスクは冒せないと判断したのだろう。
この日、敗れたチームはセ3位のままだが借金3となり、2位・巨人とのゲーム差も1・5に広がった。「次、しっかりと切り替えて頑張ります」と三浦監督は前を向いたが、上にも下にも好材料が尽きつつある。果たして番長に〝次の一手〟はあるのか。












