猛虎軍が真夏の〝失速防止策〟を着々と整えている。阪神は23日に甲子園球場で投手指名練習を行った。22日までの9連戦を終え、単独首位に立ったチームの前半戦は2位・巨人との首位攻防戦(24~26日、甲子園)を残すのみ。宿敵に勝ち越し、いい流れで後半戦を迎えたいところだ。

 ただ、夏場は猛暑による疲労の蓄積で順位が変動することも少なくない。実際、今月の全試合が屋外開催だったヤクルトは4勝15敗と大きく負け越し。屋外の甲子園を本拠地とする猛虎軍も例外ではないが、藤川球児監督(46)の徹底したコンディション管理もあり、総力戦で夏場を乗り切る態勢が整いつつある。

 指揮官はこの時期を「疲労が抜けづらい時期」と捉え、長いシーズンを見据えた采配を徹底。遊撃では小幡、熊谷、木浪らを状態に応じて使い分け、二塁手の中野をスタメンから外すなど主力の疲労も考慮した起用を行ってきた。

 ナインも真夏の厳しさを肌で感じている。この日、投手練習で汗を流した村上は「正直、中(ドーム)の方がいいなとは思います。外にいるだけでも体力が削られるので」と本音を漏らす。それでも「今は踏ん張りどころだと思います。暑くてしんどいですけど、みんながまとまってやっていければ大丈夫かなと」と前向きに語った。

 チームは5カード連続で勝ち越し中。主力が休めば代わって出場した選手がそれぞれの役割を果たしてきた。右腕も「誰かが休みながらできている部分もあるので。そこらへんはチーム力の高さなのかなと思います」とうなずいた。

 まずはライバルとの3連戦を勝ち越し、ゲーム差を広げて後半戦へ。藤川虎は〝酷暑マネジメント〟で夏の失速を防ぎ、独走態勢を築きにいく。