阪神・立石正広内野手(22)が18日の広島戦(マツダ)に「6番・左翼」として先発出場し4打数1安打。2回の第1打席で中前への安打を放ち「(安打は)出ないより出たほうがいい。悪いアプローチでもなかったと思う」と冷静に振り返った。

 3球団競合の鳴り物入りで入団したドラ1ルーキーだが、一軍では打率2割2厘とプロの壁に跳ね返され先月17日に無念の二軍再降格。前夜のカード第1戦で死球を受けた前川が「右肩甲骨の骨折」と診断されたことで急きょこの日から一軍に呼び戻された。

 交流戦までの一軍期間中は適性を優先的に考慮され、アマ時代からの本職である三塁で主に起用されてきた立石。チームの主砲にして正三塁手の佐藤が右翼。森下が左翼へまわるフォーメーションでルーキーをバックアップしてきた。

 だが自身の〝聖域〟だったホットコーナーから外された佐藤は、当該期間中に打撃の調子を落とす副作用も発生。前監督の岡田彰布オーナー付顧問は「余計なことするから」と藤川用兵に〝注文〟もつけていた。

 だが一軍復帰初戦となったこの日の立石は、左翼としてフル出場。佐藤、森下らのポジションが動くことはなかった。

 ゲームは鯉先発の栗林の攻略に手を焼き1―2で惜敗。前夜の死球トラブルの余韻が残る中、後味の悪い試合を終えた藤川監督は手短に報道対応を切り上げたため「森下、佐藤、立石」らを同時起用する際の〝最適解〟について見解を述べることはなかった。次戦以降のオーダー表にも注目が集まる。