虎将の我慢はいつまで続くのか――。阪神・藤川球児監督(45)が4―2で勝利した17日の広島戦(マツダ)後、相次ぐ死球に不快感をにじませた。
中でも指揮官が怒りをにじませたのが、「6番・左翼」で出場した前川右京外野手(23)が7回に浴びた死球だ。鯉3番手・島内が投じた152キロの直球が右肩甲骨付近を直撃。
前川は苦悶の表情を浮かべ、その場にうずくまったまま、しばらく動くことができなかった。ベンチの藤川監督も険しい表情で見つめる中、前川はトレーナーに付き添われながらベンチへ下がり、そのまま途中交代となった。
前川が死球を受けたのはこの日2度目。4回の第2打席でも、鯉先発・アドゥワの投球が右ヒジ付近を直撃していた。2回には大山も死球を受けており、虎打線は一試合で3つの死球を浴びた。
4月には近本も広島戦で死球を受けて左手首を骨折。長期離脱を余儀なくされ、今月ようやく一軍復帰を果たしたばかりだ。火の玉監督は「タイガースにとってのデッドボールが多い。ある程度我慢はしていますけど」と不満を押し殺すように語った。
続けて「タイガースの投手もそうだけど、他球団の投手もインコースに投げるというのは技術も必要。技術の引き上げをしてもらいたい。勝負する以上は投げなければいけないけれども」と投手陣の制球技術の向上を要求。最後は「我慢はしますけど、勝負となったらお互いに熱くなる時も出てくるでしょうね」とも語った。
昨季も広島戦で坂本が頭部死球を受けた際、思わずベンチを飛び出して怒りを爆発させた虎将。度重なる死球に耐えてきた火の玉監督だが、その我慢も限界が近づいているのかもしれない――。












