広島・坂倉将吾捕手(28)が18日の阪神戦(マツダ)で決勝の10号ソロを放ち、チームの逆転勝利に貢献した。ヒーローインタビューではファンへ異例のお願いを口にし、本拠地のスタンドを沸かせた。

 1―1の6回、先頭で打席に立つと、阪神先発・伊藤将の7球目のストレートを振り抜き、打球は左翼席へ。今季10号となる勝ち越しソロで、2年ぶりの2桁本塁打に到達した。

 試合前まで7試合連続無安打と苦しんでいたが、この日は2回の第1打席で右越え二塁打を放ち、30打席ぶりの安打をマーク。新井監督も「1打席目にいいヒットが出たので、吹っ切れてくれたんじゃないでしょうかね。いいバッティングでした」と復調に期待を寄せた。

 ヒーローインタビューでは、一緒にお立ち台に上がった先発・栗林について「隣のおじさんが頑張ってたので、何とか塁に出ようと思ってました」と笑顔。打球直撃のアクシデントに見舞われながらも粘投を見せた右腕を、ユーモアを交えてねぎらった。

 さらに最後は、ファンへ率直な思いを伝えた。「まず、エラーしても、ため息だけは勘弁してください。一生懸命練習して試合に臨みますので、温かい拍手をお願いします」。続けて「これからまだまだ暑いですが、みんな一つになって頑張りますので、また応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

 勝利を決める一発だけでなく、飾らない言葉でもスタンドを魅了した4番。チームは首位・阪神に逆転勝ちし、連敗を2で止めた。