F1レッドブルの角田裕毅(25)が、25日に行われたベルギー・グランプリ(GP)スプリント予選(SQ)で、姉妹チームのレーシングブルズ勢を下回る12番手でSQ2敗退を喫した上に、危険な走行によるけん責処分のペナルティーを受ける失態を演じた。

 短期休暇を挟んで3週間ぶりのGPとなったが、低迷が続く角田は相変わらず伸び悩み、見せ場がないままSQ2で敗退。同僚のエース、マックス・フェルスタッペンには2番手と大きく差を見せつけられ、さらに姉妹チーム・レーシングブルズで9位のアイザック・ハジャール、11位のリアム・ローソンにも後塵を拝し、改めて不振ぶりが際立ってしまった。

 さらにSQ後には、国際自動車連盟(FIA)が角田に聴取を行い、ペナルティーを科すことを発表。不必要に低速で走行したとして、けん責処分が下った。

 英メディア「GPブログ」は、このペナルティーを詳細に解説。「この警告は、両ドライバーがFIAスポーティングレギュレーション第33条4項に違反したことが判明して発令された。同項には、『いかなる場合も、車両を不必要にスローダウン、不規則な走行、または他のドライバーや第三者に危険を及ぼす可能性のある方法で走行させてはならない』と規定されている。スパ・フランコルシャンで行われた雨天ながらも徐々に乾き始めたセッションでスチュワード(審査委員)は、角田と(ジョージ)ラッセルがフライングラップのポジション取りをする際に、他のドライバーの邪魔になり、危険な状況を作り出していたと判断した」。つまり、角田が低速によって他車に危険が及びかねない走行を行ったというわけだ。

 けん責はすぐに降格となるわけではないが、シーズン中に5回に達すると10グリッド降格の厳罰につながるだけに、決して軽い罰ではない。しかも角田は今季2回目のけん責となり、また一歩厳罰に近づいてしまった。

 同メディアは「ラッセルと角田は今、注意を怠ってはならない」と〝警告〟。特に角田は、ベルギーGPと来週のハンガリーGP(決勝8月3日)の結果次第では、夏休み中の更迭も予断を許さない状況だけに、痛恨のペナルティーとなった。

 26日のスプリント、そして27日の決勝でなんとか復活の快走を期待したいところだが…。