F1カナダ・グランプリ(GP)で、レッドブルの角田裕毅(25)が14日(日本時間15日)に行われたフリー走行3回目(FP3)で10グリッド降格の厳罰を受けて最後尾スタートとなった措置が波紋を広げている。
角田は赤旗による中断中に、前を行くオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が破損したパーツをまき散らしながら走行していたため、安全のためやむなく追い抜いた。しかし規則では赤旗中は追い抜き禁止のため、セッション終了後に事情聴取が行われ、その結果、審査委員会は10グリッド降格を決定。角田は予選で11番手だったため、最後尾スタートになってしまい、事実上の〝終戦〟となる厳罰が下された。
角田は裁定後に「あの状況で何をすればよかったのか正直、分からない」と猛反論した。
安全を優先した結果、厳罰が下るという〝不可解裁定〟は世界中で波紋を呼んでいる。
英メディア「モーターサイクルスポーツ」は「この物議を醸した事件はF1コミュニティー内で議論を巻き起こし、ファンや評論家たちはスチュワードの決定と角田のシーズンへの影響について意見を交わしている」と賛否両論が沸騰している様子を伝えた。
海外ファンからはSNS上で「このスポーツは依然として根深いヨーロッパ偏向を抱えたまま運営されているのだろうか?」「赤旗の原因となったピアストリの速度が時速30キロだったとしても、角田はピアストリの後ろを走らなければならなかったのだろうか? では、時速10キロだったらどうだったのだろうか? FIAの全く理不尽で愚かな裁定だ」と裁定に納得いかない意見が相次いでいる。
国内ファンからはネット上で「仕方なく、徐行して抜いたのが違反とは。じゃあ、その場で止まればいいと? 止まったら止まったでペナルティでは? どっちにしても角田選手を潰したいという暗躍者による陰謀だと…考えすぎてしまいます」と〝陰謀論〟も出るなど議論が議論を呼んでいる状況だ。
更迭論が高まる中で不可解裁定により運命の一戦がほぼ終戦となり、角田にとっては泣きっ面に蜂と言えそうだ。












