陸上日本選手権初日(4日、東京・国立競技場)、女子5000メートル決勝で田中希実(ニューバランス)は今の力を出し切った。
世界選手権(9月、東京)の代表選考会を兼ねたこの日のレースは、終盤以降に2位の広中璃梨佳(日本郵政グループ)などを大きく引き離した。2004年大会に福士加代子(当時ワコール)がマークした大会記録を上回る14分59秒02で4連覇を達成。「確実に優勝するだけではなくて、世界で戦えるスパートをと思っていた。最近の中では自分らしい走りができた」と振り返った。
レースでは終盤にギアチェンジするプランを実行。「ラスト4周は、余裕があったらいこうと決めていた。その時点では後ろの集団も追いついてきていたので、やっぱりいかないと自分自身悔いを残すし、しんどいことに向かっていかないといけない」。覚悟を決めてゴールへ駆け抜けたことで、新たな扉を切り開いた。
5000メートルで第一関門を突破したが、次は1500メートルで世界選手権内定を狙う。「5000でかなりキツかったけど、惰性の1500になってしまわないように、自分の中でしっかり出し切るところ、自悔いを残さない走りを目指していきたい」と早くも気持ちを切り替えた。













