中日は29日の広島戦(バンテリン)に1―2で敗れ、借金は今季最多タイの「6」。勝てばハーラー単独トップの8勝目となっていた先発の松葉貴大投手(34)は、6回2失点と好投したものの打線の援護に恵まれず5敗目を喫した。
本人は「調子自体も良く、いつも通りストライクゾーンで勝負できたと思います」と自身の投球に合格点を与えたが、2失点はいずれも4番・ファビアンに許したもの。それだけに「ファビアン選手に打たれた2本はうまく打たれたと思います。次はやり返したいと思います」とリベンジを誓った。
ファンの間から「松葉課長」の愛称で呼ばれ、5回で降板することを「定時退社」、6回以降も投げ続けることを「残業」と言われてきた。ただ、それは昨季までの話。今季は14試合に登板して完投が1試合でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)が11試合。投球回数はチームトップの93回2/3(セ5位)とリーグを代表するイニングイーターとなっている。
松葉は「久しぶりに6回(で降板)だったのであまり投げた感覚がない。去年までは5回で終わることが多かったのが、(直近5試合は)ずっと7回以上投げていたので6回だと物足りないなと感じているぐらい。それは自分にとっていいことだと思う」と言い「やっぱり長いイニングを投げて中継ぎの負担を少しでも減らしていけるようにしたい」と夏場もフル回転するつもりだ。
「(シーズン)5完投という目標があるので、それを達成するためにも最低でも7回は毎試合いきたいと思っている。いけるだけの体力も投げながらあると思っている。できれば毎回完投したいと思っている」。〝脱・定時退社〟が当たり前の光景となってきた「松葉課長」が逆襲への切り札になるかもしれない。












