首位浮上を狙うDeNAが23日の広島戦(マツダ)で2―1と勝利し、接戦を制した。一番の立役者は先発マウンドに立ち、6回0/3を4安打1失点で4勝目を挙げたアンドレ・ジャクソン投手(29)だ。

 6回まで広島打線に三塁を踏ませず、スコアボードに0を並べて快投。7回に無死満塁のピンチを招き、リリーフの伊勢大夢投手(27)が併殺打に打ち取った間に1点を返されたが、三浦大輔監督(51)の継投で逃げ切った。

「ジャクソンがしっかりゲームをつくって、伊勢がピンチを切り抜けてね、ウィックも抑えて、最後は入江が締めてくれた。みんないい準備をして、いい結果を出してくれたということ」(三浦監督)

 4勝目のジャクソンはまず伊勢にお礼の弁。「本当に伊勢には何度も助けてもらってる。何点分も守ってもらってる。その分、彼には食事をおごらなきゃいけないんだ。またディナーの借りができたなと、伊勢にも伝えておきました」

 そう語る助っ人右腕は、昨年から日本のサウナにハマっている。最近はコンディション維持の方法を聞かれると「サウナ、水風呂、整う」と日本語で答えるのがお決まりだ。

 サウナで「整う」方法を教えたのは、24日先発予定の大貫晋一投手(31)である。

「横浜スタジアムのロッカーサウナがあるので、ジャクソンやケイと一緒に入ることが多い。入り方は僕が教えましたよ。ただ、彼ら(外国人)はサウナに入って、水風呂に入って、またサウナに入るから。(整う方法を)教えても実践はしてくれないですね」(大貫)

 それでもサウナでの会話には、いろいろ勉強になることが多いという。

「野球の話はもちろん、野球以外の話もします。日本の食べ物とか、彼らからメジャーリーグの話を聞いたりして、英語の勉強にもなっています」

 そんな好影響を与えているジャクソンを指揮官も、こう評価する。

「ジャクソンが優れているのは対応力ですよ。2年目でコミュニケーションの量が格段に増えてます。チームスタッフ、コーチ陣との会話の量も増えてますし、年々信頼関係が厚くなってきた。そういうことに取り組んでいる成果が、今年の成績につながっていますね」

 ちなみにジャクソンは打撃への意欲も旺盛で、この日は初めて魚雷バットを使用。「今年はヒットを1本も打ててないんで使ってみたけど、やっぱり打てなかったよ」と苦笑いしながら帰りのバスに乗り込んだ。

 この日の勝利でチームは貯金4とし、2位に浮上。首位・阪神とは1ゲーム差となっており、射程圏内から一気に上昇気流へと乗っていきたいところだ。