DeNAは1日のヤクルト戦(神宮)で延長10回に3―0で勝利し、2カード連続の勝ち越しを決めた。
両チームとも無得点のまま延長戦に突入し、二死一、三塁から牧が値千金の決勝3ラン。殊勲の男は「投手があそこまで0点で抑えてくれて、流れを向こうに持っていかせない投球をしてくれてたんで、ああいうふうに打てたと思います。逆方向に打てたのも久しぶりなんで、この1本をいいきっかけにしたい」と語った。
劇的な勝利を挙げた試合前には、三浦大輔監督(51)と球団が大きな決断を下した。〝元主砲〟筒香嘉智外野手(33)の登録抹消に踏み切ったのだ。
昨季途中に日本球界に復帰し、今年は開幕から19試合に出場して打率1割1分5厘、1本塁打、2打点。復調を待ち続けた三浦監督も見切りをつけざるを得なくなった形だ。
「もう一回、しっかり(体を)つくり直すというか、打ち込んだりして状態を上げてもらおうと決断しました。優勝するためには必要な選手ですが、状態が上がってないのに戻すことはないです」
三浦監督が筒香の二軍落ちを決めたのは、5番で起用したヤクルト3連戦の初戦(4月29日)。この試合で筒香は遊飛で1打点をマークしたものの、1併殺2三振で無安打だった。特にバウマンに奪われた空振り三振は、158キロ直球と縦の変化球に3度続けてバットが空を切り、往年の力強さは微塵も感じられなかった。
これを見た三浦監督は2戦目(同30日)で筒香をスタメンから外して直接面談。「何をすれば一番早く状態を上げられるか」をじっくりと話し合った結果、当面ファームで調整することで一致したという。
くしくも、牧が3ランを打った相手は前々日に筒香が空振り三振に打ち取られたバウマン。牧としても筒香抹消には思うところがあった。
「ゴウ(筒香さん)に教えてもらったこともあるし、ゴウさんがいない分、全員でやっていくしかない。その先頭に立っていけるようにしたい」
三浦監督も「いつも言っているように、これが全員で勝つということ。カードを勝ち越してホームに戻れる。大きな勝ちでしたね」とさらなる結束を求めた。筒香の穴を埋める「全員の力」で、首位戦線に浮上する日も近いか。












