トレバー・バウアー投手(34)よりずっと頼りになるのでは…。DeNAのアンソニー・ケイ投手(30)が26日の広島戦(横浜)で今季4試合目の先発登板。7回109球を投げて被安打8ながらも、無失点の内容。来日2年目の進化を改めて実証する力投、粘投を見せた。
この日は初回、先頭の中村奨に許した三塁内野安打を皮切りに、7回まで毎回走者を背負う苦しい展開。2、5、7回と3度も得点圏に進まれたが、そこから踏ん張り、赤ヘル打線に三塁を踏ませなかった。結果、味方打線が3回に敵失絡みで挙げた2点を守り切り、2―0で勝利を飾った。
今季2勝目(1敗)をマークした助っ人左腕はホッとした表情。「今日はゲームをつくることを意識した。(ストライク)ゾーン内に積極的に投げて、野手が早い回に点を取ってくれたので、楽になげられたよ。ブルペン陣(伊勢、入江)もリードを守ってくれていいゲームになったね」。
来日2年目のケイは、1年目から日本の野球になじもうと、人一倍研究熱心だった。球団の小森朋実トレーナーのエクササイズを忠実に実行したところ「米国時代より強度が上がり、真っすぐのスピードも上がったんだ」と明かしている。
さらに、日本にピッチクロックがないことも好影響を及ぼしているようだ。以前、質問に対してこう答えている。
「僕はテンポよく投げるタイプだから、ピッチクロックの有無はあまり気にならない。ただ、走者を背負った場面では、マウンドで気持ちを落ち着かせて考えたいこともあるからね。そういう時は、ピッチクロックがないのはありがたいと思う」
2年目の今年は、バウアーがセットポジションでボーク判定を受けた際、日米のルールの違いを改めて確認。来日当初はマウンド上でいら立ちをあらわにし、時にFワードを口走ることもあったが、「なるべく冷静に投げるようにしている」と自制心を保つように心がけているそうだ。
最近では、アメリカのトップアスリートの間で流行っているカッピングセラピーも導入。カップを肌に貼りつけて血行をよくするコンディショニングに取り組んでいる。
そうした日々の努力が実った今季2勝目。三浦監督もこう絶賛した。
「走者は出しましたが、自分のスタイルを変えることなく、しっかり打者に向かっていましたね」
ケイがもたらした久々の2連勝とカード勝ち越し。27日先発予定のバウアーがこの流れをつなげることができるか。












