果たしてトレバー・バウアー投手(34)は、DeNAを27年ぶりのリーグ優勝&日本一連覇へ導く「Vキーマン」となれるのか。2年ぶりにチームへ復帰し、29日の開幕2戦目・中日戦(横浜)で今季初登板。6回98球を投げて6安打1失点と粘投したが、打線の援護を得られず、チームは0―1のまま敗れ、自身も黒星を喫した。

 初回は3者連続空振り三振で好スタート。最速154キロ真っすぐに手を出させず、パワーカーブでバットに空を切らせる圧巻の立ち上がりだった。だが、2回には二死から四球で走者を出すと単打でつながれ、8番・木下拓に適時打を許した。いずれも150キロ台の真っすぐを狙い打たれたのが気がかりだ。

 悪天候の中、スタンドを埋め尽くしたハマスタのファンもバウアーの快投と白星を期待していた。バウアー自身も試合後は「調子は悪くなかった」としながら、この結果には明らかに満足していない様子だった。

「負けてしまうというのはね、負け試合は本当に好きじゃないから。その中でも横浜のファンの前で投げられたこと。しっかりピッチングができたことはよかったと思う」

 150キロ台の真っすぐを打たれたことについても「それはカウントが悪い状況でもあった。次はしっかりと自分に有利なカウントに持って行きたい」と振り返った。

 気になる点は以前「満塁の場面ではワインドアップで投げる」と話していたにもかかわらず、この日はセットポジションで投げていたこと。これについて聞かれると、オープン戦ではワインドアップでボークを取られた一件を持ち出し「またボークと取られる可能性があるので、念には念を入れてと考えた」と答えている。

 ボーク判定には自身のYouTubeでも批判しており、よほど腹に据えかねているのだろう。とはいえ、そこで冷静に対処し、1失点のみで切り抜けたのは「さすがバウアー」と言える。

 次回はワインドアップでも好投して、初勝利を挙げてもらいたい。