阪神・ドリスが2日の巨人戦(甲子園)でプロ野球39人目の通算100セーブを達成。38歳3か月での達成は史上最年長記録となった。「チャンスをもらえなかったら、こういう場面にまた立ててない。もう1回戻してもらって、自分の年齢も関係なく信じてくれたと思うし、感謝したいよ」。

 7―1と大量リードを奪った9回は3番手・モレッタが登板。しかし、無死一、二塁とピンチを招き、代打・佐々木の3ランを被弾。さらには岸田の一発も浴びて一死も奪えず4失点で降板となった。

 嫌なムードが漂う中、後を継いだベテラン助っ人右腕が見事な火消しを披露した。最後は松本を左飛に打ち取り、雄たけびを上げながらガッツポーズ。一塁ベンチ前でナインの祝福を受け、記念ボードを掲げた右腕は「プレッシャーを感じることなく、リラックスして常に思いながらやっていた。それが積み重ねられた要因だと思うよ」と胸を張った。

 藤川球児監督(45)も「オジさんだね」とイジりつつ「力のあるベテランは非常に大きい。日本で長く頑張ってほしいですね」とたたえた。

 チーム最年長投手としてブルペン陣を支えつつ、陽気なキャラクターでもナインから慕われる右腕。指揮官も「(乱調だった)モレッタにとってもヒントになるだろうし」と話すなど、ドリスの姿勢を生きる教材として見ている。

 ドリス自身も「彼は本当にいいピッチャーだと僕も思っているよ。ただピッチャーとしてこういうシチュエーションは絶対来るし、どんな状況でも常に続けていく方が大事だと思うので、その話をまたしたいなと思っています」と、後輩助っ人への助言を惜しまない構えだ。

 巧みな投球で打者を翻ろうし、節目の100セーブを達成した頼れる助っ人。その投球術と立ち振る舞いは今後も虎ブルペンのお手本となっていくはずだ。