ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)の快進撃が止まらない。1日(日本時間2日)に敵地サンディエゴで行われたパドレス戦に「2番・一塁」で先発出場し、再びメジャー単独1位に立つ13号の豪快3ラン。8―2の大勝に大きく貢献し、またしてもその名を米球界にとどろかせた。
完璧な一打が放たれたのは3点を先制し、なおも二死一、三塁のチャンスで迎えた2回の第2打席だった。ナックルカーブが真ん中付近に入ってきたところを見逃さず、振り抜いた打球は右中間フェンスを軽々と越え、413フィート(約126メートル)の特大弾となった。ア・リーグ本塁打王争いで並んでいたジャッジ(ヤンキース)とアルバレス(アストロズ)にこの日は一発が出ず、村上は再度キングに躍り出た。
NPBのヤクルト時代には3冠王、日本選手歴代最多の56本塁打など数々の快挙を成し遂げてきた。しかし、昨オフの移籍市場では「三振の多さ」や「速球への対応」が疑問視され、ホワイトソックスとの契約は2年総額3400万ドル(約53億円=当時)と小規模に落ち着いた。ただ、そうしたネガティブ要素に引っ張られ、村上の獲得を見送った他球団の幹部には後悔の念もあるようだ。
MLB公式サイトが3、4月を終えて各球団の幹部に実施したアンケートで、ナ・リーグ球団の幹部は「村上は本当に素晴らしい活躍を見せている。彼がすぐに長打力を発揮できるか確信を持てなかったが、打席に立つたびに脅威を感じさせられる」と脱帽。さらに、ア・リーグの幹部は「空振りは依然として懸念材料だ」としながらも「彼は紛れもない強打者だ」と舌を巻いている。
こうした手のひら返しの状態に、地元シカゴのスポーツメディア「ChiCity Sports」は「幹部たちのコメントからも分かるように、村上の獲得を見送った球団は真のパワーヒッターを逃してしまったことに気づかされている。彼らは村上の三振の多さを指摘することで、失敗を言い訳しているように見える」と〝ドヤ顔〟だ。
もちろん、9月まで続くシーズンはまだ1か月あまりを終えただけ。今後、村上はさらにマークを強めてくる相手を上回っていく必要がある。46三振はア・リーグのワースト2位タイながら、同メディアは「たとえ三振数が多いままだとしても、村上がこのまま打撃を爆発させ続ければ、ア・リーグの新人王を獲得するはずだ」と大きな期待を寄せている。












