一夜にして逆戻りだ。DeNAが4月30日のヤクルト戦(神宮)に1―4で敗れ、連勝も4でストップ。前日29日の同試合で6点を奪い、実に8戦も続いた〝2点以下打線〟を返上したと思われたが、この日も終わってみれば結局わずか1点止まりだった。
そうした中、ヒーローになり損ねたのが「3番・右翼」でスタメン出場した度会隆輝(22)だ。打撃は5試合連続安打と好調を維持。0―1とリードされていた4回には、一時同点に追いつく2号ソロ本塁打を放った。バックスクリーン右へ運ぶ9試合ぶりの一発に「がむしゃらに食らいついていきました」。
度会にとっては、プロ2年目での神宮初アーチ。神宮は元ヤクルトの父・博文さんの本拠地で子どもの頃、父の試合を観戦に来た思い出もある。「やっぱり小さい頃からずっと来ていて(横浜)スタジアムの次に来たのが神宮。僕にとっては第二の故郷です」(度会)
1点を再び追う展開となった7回一死一、三塁のピンチでは、オスナの打球をスライディングキャッチする好プレー。守備でもチームを盛り上げた。
ところがヤクルトに1―3とリードを広げられて迎えた8回、痛恨の「ボーンヘッド」を犯した。今季初の3安打となった左前打を放ち、続く牧の左前打で二進。無死一、二塁となったところで佐野が右翼フェンス手前へ大飛球を打ち上げた際、度会はタッチアップができず踏みとどまってしまった。結果的に得点に結びつかないまま、逆転の好機も消滅。流れを引き寄せられなかった。
打球判断は今キャンプの最重要課題だった。それだけに度会の判断ミスには三浦監督も厳しい表情を浮かべざるを得ず、こう指摘した。
「あそこはタッチアップ優先。(度会は)打撃や守備はよくなってますけど、あの場面ではできることはしっかりやらないといけない。こっちの指導力不足かなと思います。もっと徹底してやるよう、勉強させていく」
前日には「3番で使ってもらっている以上、チャンスで打たなきゃダメ出し、チャンスメークもやらなきゃいけません」とも話していた度会。常に前向きな半面で「ムラのある性格が欠点」と指摘されてもいる。チームの足を引っ張った凡ミスを今後に生かせるか。












