DeNAが17日の巨人戦(東京ドーム)で、15安打の猛攻を浴びせて9―1で圧勝。日米通算199勝目をかけた相手先発・田中将大投手(36)から2回までに6点を挙げてKOした。

 4番に牧を据えるなど大幅に組み替えた打線は初回から2点を先制し、2回にも三森、度会、牧の適時打で4点を追加。早々とレジェンド右腕をマウンドから引きずり下ろすと、序盤から大量リードをもらった先発・東克樹投手(28)は8回無失点の好投で今季2勝目をマークした。その東は田中将との投げ合いが大きなモチベーションとなっていた。登板前日にはこんな思いを吐露していた。

「田中将さんは憧れの人でしたから、投げ合えることを光栄に感じて投げようかなと思います。僕たちの世代はやっぱり、小学生の頃に甲子園(の田中将)を見てましたし、ずっとトップでやってきた方ですからね。(楽天時代2013年の)24連勝もありましたし、僕が去年、QSスタートの連続試合記録(田中将の34試合)にあと2試合で届かなかった。僕の中では印象深い方ですね」

 それだけ深い思い入れがあったとなれば、田中将が東の好投を引き出したともいえる。試合後の東はすがすがしい表情で振り返った。

「今日は憧れの人と投げ合えて、いい一日になりました。チームも2連敗していて、自分が止めなきゃいけないという意識があった。勝ったらヒーローになれると思って、必死に投げました」

 そんな東を援護した一人が〝眠れる主砲〟筒香嘉智外野手(32)だった。3回に待望の今季1号を放ったが、実はこの日の試合前に三浦監督が打棒復活を〝予言〟していた。

「筒香は上向いてきている。(無安打だった)昨日もね、何かもうちょっとなんですよ。捉えている打球が増えてきてはいると思っています」

 番長の言葉を筒香にぶつけると、こんな裏話を明かしてくれた。

「自分でも捉えられてきているという感覚はありました。監督から昨日食事に誘っていただいたんです。おいしいお肉を食べさせてもらって『ホームラン打てよ』と言われました。それでホームランを打てたので、これからは毎日お肉をお願いしたいですね」

 まさに番長の気配りが筒香に打たせた一発。これをきっかけに連戦連発となるのか。