投打がかみ合い、カード勝ち越しを決めた。阪神は首位攻防戦となった6日の巨人戦(東京ドーム)を7―1で制し、単独首位に躍り出た。

 初回から打線が奮起し、3回までに6点を奪う猛攻。先発・才木も苦しみながら5回4安打無失点にまとめ、リリーフ陣は石黒が甲斐の1発を浴びたものの、その後は無失点投球でつないだ。

 5回にはこの日、プロ初のスタメン出場で、左翼の守備に就いた中川勇斗捕手(21)がうれしい初安打。三塁線へ強い当たりを放つと、一塁へ気迫のヘッドスライディング。ベースを叩き、ベンチに向けて笑顔でガッツポーズ。「結果を出さないと残れないので、必死に行こうと思ってました」と汗をぬぐった。

 藤川球児監督(44)も「四球も選んでたということで打席内での姿もよく映りましたし。ジャイアンツ戦で素晴らしい1歩目。スタメンというのは本人にとっても、価値があったんじゃないかなと思いますね」と目を細めた。

 その一方で、初回は両軍の主力選手が交錯するアクシデントもあった。無死一塁から中野拓夢内野手(28)が犠打。送球を一塁・岡本和真内野手(28)は手を伸ばして捕球し、タッチしにいった左手が中野と激しくぶつかった。岡本は倒れながら悶絶し、中野もしばらくその場から動けず。

 岡本はそのまま交代となり、中野も8回の守備からベンチへ下がった。藤川球児監督(44)は、「中野はトレーナーから何かあるかもしれないし、そのままかもしれないですけど。ああいうプレーは起こってほしくないと、気が重くなった初回ですね」と話した。

 この日の勝利で、東京ドームでの巨人戦は開幕から5戦5勝。5日は巨人の〝無双右腕〟山崎との対決となるが、流れに乗って9連戦最終戦を白星で飾りたいところだ。