阪神は5日の巨人戦(東京ドーム)に10―1で完勝。投打で宿敵阿部Gを圧倒し、首位タイに再浮上した。

 左翼席に陣取った水道橋の虎党たちは、この夜も勝利の六甲おろしを高らかに歌い続けた。東京ドーム決戦は今季ここまで猛虎の4戦全勝。試合後の藤川球児監督(44)も「今日の試合は非常に重要なゲームだと捉えていた」と充実の表情で勝利の余韻に浸った。

 敵軍の目先をかわすスペシャル継投も見事にハマった。3回1失点と順調な立ち上がりを見せていた先発左腕・富田を早めに降板させ、4回から2番手としてビーズリーをマウンドに投入。昨季、先発ローテの柱として8勝を挙げた助っ人右腕は、6回までの3イニングを無安打無失点で抑え込み、今季初となる勝利投手に輝いた。

「もともとプランの中にあったこと。ビーズリーさまさまですね」と〝奇策〟を成功させた指揮官もしてやったりの表情。7回以降のマウンドを託された及川―湯浅―漆原ら3人の中継ぎ陣も無失点でバトンをつなぎ、G野手陣に反攻の余地を与えることはなかった。

 打っては13安打10得点と、攻撃面も存分に機能。3番・森下が4号ソロを含む4安打4打点。4番・佐藤輝が11号3ランを含む2安打3打点と、役者がキッチリと仕事を果たした。今季の対巨人戦の戦績は6勝1敗とこの上ない相性の良さ。痛快なフルボッコ劇はいつまで続くのか――。