阪神は1日の中日戦(バンテリン)に2―3で敗れ、今季最悪の4連敗。首位・巨人とは1・5ゲーム差に広がり、貯金も「2」まで減った。
最後まで攻守のチグハグぶりを振り払えなかった。2戦連続で1点差ゲームを落とした虎打線は、3度訪れた満塁機をモノにできず12残塁の大拙攻。今季初登板となった先発・大竹も5回6安打3失点と消化不良のままマウンドを降りた。
試合後の藤川球児監督(44)は「長いペナントレースですから今はそういう時期なのかなと」とサバサバ。対照的にほとんどのナインは口が重いまま帰りのバスに乗り込んだ。
状況を打開するため、指揮官は〝手駒〟たちを動かし続ける。この日、登録を抹消されたのは中継ぎ右腕の岡留英貴投手(25)と代打要員の楠本。岡留は前日4月30日の同戦で6回二死一、二塁の場面で2番手で登板し、四球を与えて降板。最終的にサヨナラ負けを喫する遠因となってしまっていた。
藤川監督は右腕の抹消理由について「勝負所の投球というのは戦えなければならない。そういう時に強く押せるかが課題となる。投手コーチたちと克服してくれると思う」と説明した。
岡留以外にも、今季は多くの虎戦士たちが厳格な生存競争を強いられている。同12日の中日戦(甲子園)で走塁ミスを犯した島田は即二軍落ち。同19日の広島戦(同)で1試合3失策を犯した木浪は翌日からレギュラーを剥奪されたままだ。
チーム関係者は「結果を残せなければメンバーから外されるのはプロの大原則だから」と理解を示す。一方、球団OBは「この方針下でチーム運営を続けると、選手たちがミスを過剰に恐れて萎縮してしまう可能性もある。ここ数試合、どこかチーム全体の空気が暗いのも気になるところ」との声も…。新監督の哲学を周囲に浸透させるためには、もう少し時間が必要なのかもしれない。
井上竜の〝どらポジ〟ムードにのみこまれたまま、まさかの敵地スイープを許してしまった藤川虎。初めての正念場が訪れた格好だが、ペナントレースはまだ2合目が見えてきたところにすぎない。












