虎の若きスラッガーのバットが火を吹いた。阪神・森下翔太内野手(24)が、5日の巨人戦(東京ドーム)で本塁打を含む4安打4打点の大活躍でチームを勝利に導いた。 

「真っすぐに重きを置いて投げていると考えていたので、自分の頭の整理はできました」という森下は、1点ビハインドの4回に復帰登板となった巨人先発・戸郷の4球目、150キロの直球を完璧に捉えた。打球は高々と舞い上がり、虎党が詰めかける左翼スタンドに飛び込む4号同点ソロ。

 ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチで決めポーズをしながら待ち構えるナインから祝福を受けた。「速いボールを狙って1球で捉えることができたので、すごくいいホームランだったなと思います」。

 さらには1―1の同点で迎えた6回だった。小幡の内野安打から二死三塁の好機をつくると、2番・中野が三塁への適時内野安打。三塁・岡本の送球が大きくそれ、二塁へ進塁した。

 なおも二死二塁のチャンスで打席が回った森下は、133キロのスライダーを右前に運んでさらに1点を追加。この回2点を奪って勝ち越しに成功し「(中野)拓夢さんが良い形で回してくれたので、気楽に打席に立てましたし、思い切って内に行くだけでした。大きな追加点につながってよかったです」と笑顔で話した。

 流れに乗った虎の背番号1の勢いは止まらず。7回には二死満塁、カウント1―1から巨人2番手・横川の118キロカーブを捉えて、ダメ押しの2点左前適時打を放った。

「(1本安打が出たら)気持ちが楽になりますし、ずっとチャンスで打ててなかったので。今日はチャンスの場面でチームに貢献できたので、これを機に得点圏打率をどんどん上げていきたいです」。

 チームも10―1で圧勝し、今季は東京ドームでの巨人戦無敗を継続。貯金を4に戻すとともに、再び巨人と同率の首位に浮上した。