競泳女子で2024年パリ五輪代表の鈴木聡美(34=ミキハウス)は、目の前の戦いに全神経を注ぐ覚悟だ。
3月末の日本選手権では、50、100、200メートル平泳ぎと3種目で優勝し、世界選手権(7月開幕、シンガポール)の代表に内定。現在は都内で合宿中で、1日には報道陣に練習が公開された。年長者の鈴木は「スプリントの練習が一昨日にあって、その中で上半身は強いけど、下半身の出力もちょっと欲しいなという課題点も見えた。そういったメリハリのある練習がうまく積めている」と収穫を口にした。
国際オリンピック委員会(IOC)は4月に28年ロサンゼルス五輪の出場枠などを決定。競泳は自由形のみだった50メートル種目に背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの3泳法が追加されることになった。「すごい取り組み。いろんな選手たちがチャンスを得られた」と振り返るが、当の本人にとっては他人事だったという。「この合宿の中でも練習の泳ぎを見た何名かのコーチから『ロサンゼルス五輪の次、ブリスベン五輪もいけるんじゃないの?』と言われて『勘弁してください』とか返した笑い話も出ていた」と語った一方で「ノーコメントでお願いします。まだわからないので」と明言はしなかった。
現時点ではロサンゼルス五輪、ブリスベン五輪よりも直近の世界選手権を意識している。「福岡の世界水泳(23年)の時からずっと目標は変わっていない。福岡で成し得なかったメダル獲得を狙っていけたら」。不屈のスイマーが目指すのは世界の表彰台だ。












