広島は16日の中日戦(マツダ)に0―2で敗れ、連勝が「5」でストップした。投手戦となった試合で先発・大瀬良が8回2失点と粘投したが、7回から1点ずつを失い、好調だった赤ヘル打線もこの日は5安打で小休止となった。
新井貴浩監督(48)は「(大瀬良に)勝ちをつけてあげたかった」と残念がったものの、貯金3でリーグ首位。本拠地では8勝3敗でシーズン序盤としては収穫も少なくない。
そんなチームを率いて3年目を滑り出した鯉将も、実は〝変化〟を見せていた。その一つが本拠地での試合でナインにスタメンを伝達するタイミングだ。昨季までは試合の前夜のうちにロッカー内に次戦のスタメンを掲示していた。ところが、今季からは試合当日に決定する方針に切り替え、打撃練習中もナインは先発メンバーを知らない状態にある。
それだけ指揮官がギリギリまで熟考する理由は主に2つある。新井監督によると、1つは自身をはじめ担当コーチ、スコアラーやアナリストらがより時間をかけて多角的に戦略を練るため。そして、もう一つは選手たちに向けての思いもあるという。
「今までは(選手が)寝る前に明日スタメンで出るか、出ないのか分かった上で1日を終えるのがいいのかなと思っていたけど、やっぱりそれは(違う)と。全員が『俺がスタメンだ』というつもりで球場に来てほしいし、今年はそういうつもりで来なさいと言っている」(新井監督)。
この日の敗戦でマツダでの連勝は「8」で止まったが、水面下でナインに入れていた〝刺激剤〟は「吉」と出ていたといえる。今後も本拠地の試合に臨む際、野手陣は自宅を出る時から昨季以上の緊張感を持ち、臨戦態勢で向かう日々が続きそうだ。












