広島は16日の中日戦(マツダ)に0―2と惜敗。連勝は「5」でストップした。

 試合は、広島・大瀬良大地(33)と中日・柳の両先発の投手戦となり、6回まで両軍スコアレス。ただし、この中盤→終盤へと移行する攻防のなかで、赤ヘルのほうが、6回裏の攻撃で、先に手にしかけていた流れを結果的に手放してしまった。

 この回は先頭・会沢の二塁打を口火に二俣の内野安打で一死一、三塁の好機を作った場面。2番・矢野の2球目に新井監督は、打者がスイングしたのを見計らい、各塁の走者が次の塁へスタートを切るいわゆる〝ゴロGO〟想定のヒットエンドランをかけたように見えたが、敵バッテリーもこの作戦を見透かしていたかのように、内角低めの体の近くのショートバウンドすれすれのところに投じ、これを矢野が空振り。飛び出した三塁走者の会沢が三本間に挟まれ、タッチアウトとなった。

 試合後の新井貴浩監督(48)は、このプレーについて「あれは自分のミス。柳くんに一枚を上をいかれた。スクイズはこれまでもやっているので、もちろん相手の警戒もあるし…」と詳細は避けつつ、自らの〝采配〟があったことを示唆。自軍先発・大瀬良が6回まで1安打投球の快投を見せていただけに、なりふり構わず先制点を取りにいったが、結果として裏目に出た格好だ。

 直後の7回に二死から大瀬良が敵の3番、4番にこの日初の連打を許す形で均衡が破られると、8回にも1点を失った。8回4安打2失点の右腕を、もちろん責めることはできない。指揮官も「勝ちをつけてあげたかった」と、采配・攻撃ともに115球の右腕の熱投に報いることができなかった苦々しい展開を申し訳なさそうに振り返っていた。