巨人の新助っ人、トレイ・キャベッジ外野手(27)の株がチーム内で急騰中だ。

 オープン戦では14試合に出場して打率2割1分4厘(42打数9安打)、0本塁打、3打点。〝ダメ助っ人〟のレッテルを貼られかねない状況だったが、本番が始まると一変した。開幕戦から「2番・右翼」を務めて6試合連続安打をマークし、1991年のブラッドリー、2014年のアンダーソンがマークした球団新外国人記録に並んだ。その勢いは衰えず7日現在、リーグトップの打率4割5厘、同2位タイの2本塁打、同5位タイの6打点と大貢献している。

 助っ人砲の大変貌ぶりにヤングGたちは興味津々。「パワーがあるとか打撃の技術もそうだが、キャベッジの一番すごいと思うのはボテボテのゴロでも全力疾走するところ。内野安打ももぎ取るし、あれだけ走られると相手野手も慌てるし守備のポジショニングが難しくなる。外国人は抜いて(走って)しまうところはあるけど、あの姿勢は見習わないといけない」と舌を巻く。チームの勝利に貪欲な姿勢を若手ナインは見習おうとしている。

 さらに打棒を爆発させているキャベッジに対し、萩尾は「オープン戦であれだけ苦しんでいたのに開幕してから全然良くなっている。(練習や試合前に)やっていることはそこまで変えたように見えないのに…。僕は外国人選手と話すのが好きなので(開幕前後で)どういうふうに意識を変えたのか、そこを聞いてみたい」と熱望。若手ナインから〝先生〟として熱い視線を向けられている。

 ヘルメットを飛ばしながら激走する闘志あふれるプレーを見せるキャベッジだが、チーム関係者も「見た通り感情を激しく表に出すタイプ。悔しい時はめちゃくちゃ悔しがるし、一生懸命やっているプレーをみんな見ていて鼓舞されている」と明かす。

 頼れる男が今後も阿部巨人をけん引していきそうだ。