広島の新助っ人、サンドロ・ファビアン外野手(27=前レンジャーズ3A)がヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(32)の教えを胸に成功を期す。

 2人はドミニカ共和国出身で以前から自主トレをともにする間柄。ファビアンは広島移籍が決まると、2021年からNPBでプレーするサンタナに「成功への秘けつ」を問いかけ、2つの助言をもらった。

 まずは米国時代の野球観を持ち込まないこと。ファビアンは「日本の野球はアメリカとは違う。打者への攻め方も、ピッチャーも勉強しないといけない。『今まではこうだった』はダメ。それができるんだったら、いい結果が出るよって言われたよ」と明かす。

 さらに、打撃に関する技術的なアドバイスも受けた。「タイミングをちゃんと取れないといけない。(米国時代の)大きなスイングでは難しいことが多い。なぜなら、日本の投手にはすごく細かいコントロールがあり、変化球の切れもある」。スイングをコンパクトにすることで緻密な日本の投手に対応することの重要性を説かれたという。

 現在、ファビアンは先輩助っ人の言葉を頼りに試行錯誤の日々。12日のオープン戦までで打率9分1厘(22打数2安打)と結果は出ていないが、本人は「今はとにかく打席に多く立つことが大事。サンタナと同じスイング、同じアプローチをできるように今頑張っているよ」と悲観していない。

 サンタナもブルワーズ時代の17年に151試合で30本塁打を放った一方、178三振を喫した。米スカウト関係者によると「長打もあるけど、穴もある〝ブンブン丸タイプ〟だった」そうだ。しかし、NPBで大変身を遂げ、昨季まで2年連続で打率3割を超え、最高出塁率(3割9分9厘)のタイトルを獲得。球界屈指のコンタクトヒッターとして名をはせている。

 ファビアンも昨季は3Aで打率2割7分、17本塁打、81打点。〝サンタナ・メソッド〟で得点力不足を課題とする鯉打線の救世主となれるか。