開幕一軍アピール弾だ。広島が12日のDeNAとのオープン戦(横浜)を6―2で勝利し、連敗を4で止めた。林晃汰内野手(24)が決勝2ランを放った。
林は「8番・三塁」で先発し、7回の守備で桑原の三ゴロを後逸するミスを犯していた。その直後、〝汚名返上〟の好機が訪れた。
同点で迎えた8回二死三塁の第4打席、DeNA・武田の外角直球を左翼席へ。「うまく打てたと思います。逆らわずにいった結果、ホームランになった。しっかり間合いがあって、技量もあって、ああいうホームランが出てくると思うので、いろいろやってきたことは無駄ではなかった」と会心の一撃を振り返り、ようやく頰を緩めた。
試合前までオープン戦打率は8分3厘。1週間前の同じ横浜でのオープン戦では、4打席4三振。開幕一軍を目指す立場としても〝タイムリミット〟が刻一刻と近づいてきたなかでのアピール弾になった。
2年目の21年には一軍で11本塁打、40打点。将来の中軸候補として期待されながら、近年は伸び悩みが続いていた。そんななかで、覚醒を漂わす逆方向への一撃。見守った新井貴浩監督(48)も「よかった」と、守備のミスを、バットで取り返した過程に拍手を送った。
開幕一軍入りへ、一、三塁、外野と複数のポジションで定位置確保を目指す立場。そんなこともあり、試合後は「ああいうミスはなくさないといけない。いろんなポジションで出ていくときに、ああいうのをやっていると」と守備での〝反省〟も忘れず。佳境に入ったオープン戦で、攻守にさらに〝踏ん張り〟を効かせていく。












