投手の最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を3度獲得し、MLB通算222勝を挙げているブルージェイズのマックス・シャーザー投手(41)が〝原因不明〟の不調に悩まされている。
レジェンド右腕は右前腕の痛みと左足首の炎症により、4月27日(日本時間28日)に負傷者リスト入りした。チームでは新たに加入した岡本和真内野手(29)も1年目から活躍を見せているが、6日(同7日)終了時点で16勝21敗でア・リーグ東地区の最下位タイに低迷している。まだ37試合を終えたところで巻き返すチャンスは十分あるが、実績十分のシャーザーのカムバックも待たれる。しかし、本人も首をかしげるほどよく分からない状況に陥っているという。
この日、シャーザーは「腕にまだ違和感があることは確か」と明かした上で「これまで経験したことがないほど不可解な状況なんだ。通常、MRI検査を受ければ何らかの異常が見つかるはず。画像に何か映るはずだと思うけど、何も映らない。肉離れもないし、炎症そのものがない」と米スポーツ専門局「ESPN」などに語った。
原因が判然としなければ、先も見通せない。何をどう治療し、復帰に向けてどういうステップを踏むべきか、計画すら立てられないからだ。そのため、復帰時期は未定という。まずは原因究明が最優先。シャーザーは「今後の対応を決めるために、もっと多くの医師と相談する必要がある」と困惑を隠し切れなかったという。
気迫あふれる投球スタイルで異名は「マッド・マックス」。昨年10月16日(同17日)に行われたマリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では、5回途中でマウンドにやって来たシュナイダー監督を鬼の形相でにらみつけ「No!」と怒鳴りつけて降板拒否…。監督を追い返す仰天行動の末、見事に勝利投手となったことは記憶に新しいところで、試合後に「殺されるかと思ったよ」と語った指揮官の言葉もまた語り草となっている。
今季はここまで5試合に先発して1勝3敗、防御率9・64と本来の投球を披露できていない。いろいろな意味で全快となったシャーザーは、いつマウンドに戻ってこられるのか――。












