阪神・門別啓人投手が22日、楽天とのオープン戦(金武)の7回から6番手として登板し、3イニングを2安打無四球無失点。得点圏に走者も背負ったが、ひと回りたくましくなったマウンドさばきで、ゲーム終盤の荒鷲打線をシャットアウトした。

 マウンドに上がった時点で、両軍のスコアは7―7。点を取っては取られの不安定なゲームの流れを、自力で断ち切った。藤川監督も「こういう状況を加味せずに投球できた。あの年齢ではなかなかできないことなんだけど、自分に自信を持ってマウンドで自己表現できている。素晴らしい成長曲線を描いてくれている」と高く評価。「まだまだ見ていきたい選手」と、今後の春の実戦でもイニング数を与えていく考えを示唆した。

 充実したピッチングスタッフをそろえる阪神だが、この日の投球で首脳陣からの評価をさらに上昇させた門別は、当面の目標とする開幕ローテ入りへ向け、確実に一歩前進した格好だ。

 まだ表情にはあどけなさも残る北国育ちの20歳。それでも「展開を意識した投球ができたのは去年、中継をやった経験も生きているのかなと思います。先発(ローテ入り)へ向けて、いい投球ができたと思います」と朴訥と語った表情からは、確かな自信と手応えが漂っていた。