阪神・佐藤輝明内野手(25)が22日の楽天戦(金武)に「3番・三塁」として先発出場し、オープン戦1号となるソロアーチを含む2打数2安打1四球1打点1得点。結果、内容ともに伴った3打席とあり、試合後は納得の表情だった。
先頭打者として打席に入った5回の第3打席では、内角低めへのカットボールを器用にすくい上げ白球を右中間席へ。だがそれよりも虎の背番号8は「1打席目が良かったです」とカウント2―2からファウルで粘り続け、8球目で四球をもぎとった初回の打席にこそ手応えをにじませた。
今季から新チームの3番打者を務めることが確実視されている佐藤輝にとって、最大の課題は打席での確実性とシーズンを通した安定感の上昇。アウトコース中心の配球をしっかり見極めた価値ある四球は今オフのここまでの取り組みが、目指すべき方向へ正しく向かっていることを示唆している。一死一塁で迎えた3回の第2打席では、一、二塁間を割る右前打でランエンドヒットにも成功。一、三塁と好機を拡大させる「役割」も果たした。
「まあまあ、『ホームランよりも四球の方がいい』ってことはないでしょうけど」と笑顔でこの日の佐藤輝について振り返った藤川監督も、規格外男のここまでの準備、取り組み、打席内容を高く評価。7―7のドローで終わった一戦だったが投打で収穫も、いい意味での課題も多く手にすることができた一戦であったと総括した。
まだ2月。この時期の一喜一憂が大敵であることは今季でプロ5年目のシーズンを迎える佐藤輝が誰よりも自覚している。「きょうはいいスイングができました」と手短に語り、球場裏へ姿を消した。













