全日本プロレスの最高峰王座戦が大きな波紋を呼んでいる。

 3月30日の大田区大会では、3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦(36)に安齊勇馬(24)が挑戦。一方的に攻められた安齊が大逆転で同王座の史上最年少戴冠記録を更新したものの、あっけない幕切れに賛否両論が渦巻く事態となっている。

 所属選手たちがこの試合について沈黙する中、口火を切ったのが〝ひねくれ者〟こと青柳優馬(28)だ。昨年11月に中嶋に敗れ、ベルト流出を招いた張本人は「大戦犯というテーマで語りたいと思います」と切り出し「安齊が最後まで狙っていた。最近の全日本の試合では珍しい形かもしれませんが、このまま中嶋勝彦をチャンピオンとして、のさばらせておくのはよくないと判断して、とにかく結果にこだわったんだと思う。そういった意味で安齊は救世主になった」と後輩をねぎらう。

 王者時代の中嶋は数々の言動で騒動をもたらしただけでなく「闘魂スタイル」を掲げたことにより、故アントニオ猪木さんの肖像権等を管理する猪木元気工場(IGF)から全日本にも警告書が届くなど混迷が続いた。

 優馬は「防衛戦を重ねるごとにつまらなくなり、発言もしょうもなくなっていた。このままだとビッグマッチなんかできなくなって、新木場(1stRING)規模の大会での3冠戦開催になっていたと思う。マネジャーが本当に就いているんだったら、マネジャーもバカだし、それについていってる中嶋勝彦も〝バカ嶋勝彦〟だったなという感じですね。まあ、僕はクソしょうもない中嶋勝彦に負けたそれ以下のゴミクズなんで、僕はそこから這い上がることを頑張りたいと思います」。

 もちろん自身も後輩に負けていられない。「安齊に感謝したい気持ちと、自分自身が恥ずかしくない形で彼に挑むシチュエーションが来るように頑張りたいですね」と目をギラつかせた。