全日本プロレスの3冠ヘビー級王座から陥落した中嶋勝彦(36)の去就が注目を集めている。

 3月30日の大田区大会ではV5戦で安齊勇馬(24)を迎え撃ち、15分近く攻め続ける一方的な展開になった。だが、最後の最後でジャンピングニーからのジャーマンを決められ、20分16秒で3カウントを献上。昨年11月に奪ったベルトを失った。会場が騒然とする中、不敵な笑みを浮かべた中嶋は試合後のバックステージに現れることなく無言で会場を後にした。

 春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」(18日、後楽園で開幕)にはエントリーしておらず、団体関係者は「現状、もう全日本のリングに上がる予定はないです」と証言する。古巣のノア関係者も「うちに上がることはないですね」と語っており、業界内では「どこに行くのだろう。米国なのかな?」と動向を注視している。

 中嶋の背後には、事実上のマネジャーを務める〝黒幕〟が存在すると指摘されている。別の全日本関係者は「中嶋がいなくなるということは、黒幕も全日本を去ることになるのでは」とみる。昨年から混乱が続いた王道マットが、これで〝正常化〟するのか。