ロッテ・佐々木朗希投手(22)が17日に楽天とのオープン戦に登板し、88球を投げ4回6安打4失点、4四球で降板した。

 最大瞬間風速16メートルのマリン風に苦しめられた。直球の最速は初回に158キロこそ計測したが、制球が定まらない。初回に茂木、小深田の連打と小郷への四球で満塁のピンチを背負うと、浅村の遊ゴロ併殺崩れの間に先制点を献上。島内、鈴木大の右翼線適時打で3点を奪われ、長短4安打の集中砲火を浴びこの回だけで4点を失った。

 佐々木は「いいところはなかったかなと思います。球数はしっかり投げられたのでそこは良かったです」と振り返った。

 強風の中で何とか制球を安定させようと修正を試みたが「そうしているうちはいいパフォーマンスは出ないと思う」。今季初登板が予定されている31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に向け、最後の調整となる次回の中日戦(バンテリン)について「しっかりいいフォームで、いい出力で投げられたら」と語った。

 この日の投球を見て、大船渡高時代から佐々木を追い掛けるメジャー関係者の一人は「置かれた環境にどう適応し、それを味方にしていくか。そのたくましさを身につけていくのも彼の課題の一つ」と語った。

 屋外球場が主流のメジャーでは、春先に気温5度以下での極寒登板や乾燥といった天候や自然条件との戦いは必須。雨雲通過による2時間遅れのプレーボールに対応しなければならない登板もある。

 また、今年のオープン戦では昨年まではなかった田村とのバッテリーを吉井監督が意識的に組ませてもいる。

 これに前出メジャー関係者は「メジャーに彼の専属捕手を連れていくことはできない。相性の良しあしに関係なく、どんな状況でも一定のパフォーマンスができるよう監督も考えながら課題を与えているのだと思う」とメジャー経験のある指揮官の配慮を推察していた。