新日本プロレスを1月末で退団した〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(36)が、6日(日本時間7日)のAEW「DYNAMITE」(米ジョージア州ダルース)に電撃登場。新天地として、AEWと正式契約を結んだことが明かされた。

 オカダはリングでマシュー&ニコラス・ジャクソンの「ヤングバックス」と合体。ヤングバックスは自身のX(旧ツイッター)を更新し、オカダとの3ショットを掲載した上で「チェンジ・ザ・ワールド」とポストした。まさに世界のプロレス界を驚かせる重大発表となったが、オカダの新天地・AEWとはどんな団体なのか。

「All Elite Wrestling」は2019年に設立された新興団体。パキスタン系米国人の世界的な大富豪シャヒド・カーン氏と、その息子のトニー・カーンAEW社長が共同オーナーとなってスタートした。シャヒド氏はイングランド・プレミアリーグのフラムや、NFLジャガーズのオーナーとしても知られる実業家。米経済誌「フォーブス」によると、総資産は118億ドル(約1兆7540億円)というとんでもない大金持ちだ。

 副社長のヤングバックスとケニー・オメガ、クリス・ジェリコ、コーディ・ローデス(現WWE)ら世界的な実力派が中心となって、同年5月に旗揚げ。リング上ではハイレベルな試合を繰り広げた。また、ブライアン・ダニエルソン(ダニエル・ブライアン)、ジョン・モクスリー(ディーン・アンブローズ)、CMパンク(現在はWWEに復帰)、アダム・コープランド(エッジ)、ポール・ワイト(ビッグショー)ら元WWEの大物を次々に獲得。新日本プロレスからもジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイら世界的なトップスターが加わり、団体の規模を広げている。

 新日本とは関係が深く、オカダらもこれまでたびたび参戦。同団体との合同興行も22年6月(イリノイ州シカゴ)、23年6月(カナダ・トロント)と2度開催されている。昨年8月には英ロンドンの〝サッカーの聖地〟ウェンブリースタジアムで、祭典「レッスルマニア」並みとなる8万人の大観衆を集めたビッグイベントを開催。世界最大団体「WWE」の対抗馬として、存在感を高めている。

 日本人レスラーでは飯伏幸太、柴田勝頼、竹下幸之介、志田光、里歩らと契約している。竹下はレギュラー出場を続けており、メインロースターとして活躍。団体最高峰のAEW世界王者は日本でもおなじみのサモア・ジョー、同女子王者はスターダムでも活躍したトニー・ストームが君臨している。