新日本プロレスの6日大田区総合体育館大会で、IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)がIWGPジュニアヘビー級王者・SHO(34)との王者対決を制した。内藤は4月6日両国大会で、この日開幕した「NEW JAPAN CUP(NJC)」優勝者とのV2戦が決定済み。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)勢との同門王座戦を予言する一方で〝大穴〟に指名した意外な男の名は――。

 極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の介入により大荒れとなった大田区決戦だったが、LIJメンバーの助太刀で内藤は再びSHOと一騎打ち状態に。最後はデスティーノでIWGP世界王者の貫禄を示した。試合後にはLIJからNJCにエントリーしている鷹木信悟と辻陽太に「両国国技館大会のメインイベントで待ってるぜ、カブロン!」と呼びかけた。

 中でも内藤がトーナメントの〝本命〟と位置づけるのがアニマル浜口ジム時代から付き合いのある同年代の鷹木だ。本紙の取材に対し「確かにシングルでの結果は今年出てないけど、コンディションの波がないし(デビュー)20周年の思いもあるでしょうし。同じユニットのすぐ横にIWGP世界ヘビー級王者であり、去年のプロレス大賞MVPがいると。燃えないわけはないでしょう」と解説。現時点で唯一の対戦となっている2019年のG1公式戦で勝利を収めているが「アニマル浜口ジム時代のスパーリング成績を入れたらはるかに負け越してるわけで。今度は最高峰のベルトをかけたタイトルマッチで鷹木を倒したいなと」と目を輝かせた。

 もちろん対抗に推す辻の実力も認めている。「壮行試合(21年8月)の相手も務めてますしね。そういう意味では、次に戦うのが一番楽しみな相手かもしれないなと。成長も確かめられますし」と期待を寄せた。

 2人の優勝を疑わない内藤だが「あくまでも大穴の大穴としてあえて挙げるとするなら、成田(蓮)ですかね」と、H.O.Tに属する新世代の名前を挙げた。「俺は『新世代に台頭してほしい』なんてまったく思ってないですけど…木谷(高明)オーナーは期待しているし、望んでいるんでしょ? なにせ、かつて『2億円規模のプロジェクトでスターにする』と言ったオカダ(カズチカ)に逃げられてしまったわけですから」と、ふてぶてしすぎる理由を説明する。

 さらに「陽太はすでに挙げてますから、残りの中から言うなら、一度も触ったことのない成田に興味があるかな。もしもできるものなら〝令和の2億円プロジェクト〟を復活させてみてほしいですね」と、単にオーナーを挑発したいだけでは…? と疑うようなコメントを連発した。

 ともあれNJC覇者が現時点で最強の挑戦者となることに疑いの余地はない。かねて望んできた同門王座戦実現を見据えつつ、内藤はトーナメントの結果を待つ。