スターダム23日の後楽園大会で、鹿島沙希(32)が現役ラストマッチに臨んだ。

 1月10日の後楽園大会後に、4月26日の横浜アリーナ大会での引退を発表。同大会ではセレモニーのみが行われる。

 現役最後の試合となったこの日、同じ「ゴッズアイ(GE)」の朱里とのタッグ「凹アネコン凸」で、「ネオジェネシス」のAZM、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の渡辺桃組と激突した。

 ゴングが鳴ると、鹿島がAZMと素早いファイトを繰り広げる。そして一瞬の隙をつき、起死回生Reverseで、試合開始11秒にして3カウントを奪取した。

朱里(左)と現役ラストマッチを勝利で飾った鹿島沙希
朱里(左)と現役ラストマッチを勝利で飾った鹿島沙希

 しかし、これに味方の朱里がマイクを持ち「違う、違う、違う、違う、沙希違うよね」と岡田太郎社長に抗議。観客からの「もう一回」コールを岡田社長が受け入れ、急きょ時間無制限での再戦が決まった。

 鹿島は「こいよ、こいよ」とAZMを引きつけながら、朱里にバトンタッチ。朱里が奮闘するのを横目に、リングサイドから「頑張れ!」と声援を送る。

 終盤にはセコンドについていたヘイトとGEの面々が乱入。鹿島は敵軍のラフファイトを見かねたAZMから、渡辺が持っていたバットを手渡される。それを渡辺に振り抜くと、AZMのダイビングフットスタンプ、朱里がバスソーキックで好アシスト。最後は鹿島が渡辺を丸め込んで、3カウントを奪取してみせた。

 リング上で鹿島は「桃ちゃん、最後戦ってくれて本当にありがとうございました。そしてAZMちゃん、最後一緒に戦ってくれて本当にありがとうございました」と、対戦相手を務めた2人に感謝した。

 朱里に対して「一番一緒に隣で戦ってくれた朱里さん、あなたは本当に面白い人です。ありがとうございました」と語ると、互いに座礼をして抱擁。最後は「大好きな人たちと試合ができて、本当に幸せです。もう私の体力はセレモニーしか残ってないので。今日はありがとうございました」とファンに向けて頭を下げた。

 団体屈指の愛されキャラが有終の美を飾った。