女子プロレス「マリーゴールド」25日の後楽園ホール大会で、林下詩美(27)がワールド王者・青野未来に敗れて同王座奪還を逃した。試合後に詩美が来月23日の大田区総合体育館大会を持って、同団体を退団することを発表した。
前ワールド王者の詩美は、昨年10月の両国大会で青野に敗れて王座陥落。半年を経て逆指名を受け、この日にリベンジマッチに臨んだ。
両者一進一退の攻防が続く中、終盤に詩美はスタイルズクラッシュ、バズソーキックを立て続けに食らう。さらに絶体絶命のピンチでレッドセンセーションを決められて力尽きた。
試合後、リング上でマイクを持った詩美は「今の青野未来からベルトを取ることがプロレスラー林下詩美の使命だと思っていたけど、今日も勝てなかったね」と悔しさをあらわに。続けて「このタイトルマッチとは別で、もう一つ。このマリーゴールドを退団します。別に今、負けたからとかじゃないよ。そんなにカッコ悪いやつではない。ずっと前から決めていて、会社と話をしたこと」と電撃発表した。
マリーゴールドは2024年5月に旗揚げされ、詩美はスターダムから移籍してきた。「マリーゴールドの旗揚げに参加することができて、数々の選手と出会えた。リング上でこんなにカッコよくてすごいのに、裏では私はちょっと人見知りだけど、みんなたくさん話してくれるから、たくさん友達ができました」と選手たちへの感謝を述べた。
その上で「残り私がマリーゴールドのリングに居られる期間も限りがあるので。悲しいお別れとかはあまり好きではない。皆さんは最後までマリーゴールドの林下詩美と一緒に過ごしてください」とファンに呼びかけた。
バックステージでは報道陣に取材対応し、退団を決めた理由を「試合を続けてみんなの成長を見ながら、まだまだ自分も頑張りたい、もっともっと上に行きたい。プロレスラー林下詩美を見せたい気持ちがあって決めました」と説明。決断した時期は昨年末だといい「(昨年の)マリーゴールド大賞で青野未来がMVPで、自分が敢闘賞だった時に、MVPを取れなかった悔しさをすごく感じた」と明かした。
同団体では、シングル2冠王者の岩谷麻優が足の親指の骨折により欠場しているなど、ケガ人や退団者が続出している。そうした中での決断に「(ケガ人や退団者は)予期せぬことではあったので。選手だったり、団体に対してすごく申し訳ない気持ちはあります」と率直な思いを口にした。
また、退団後のプランに関しては「描いてはいるけど、自分は一個を考えるとそれに一直線になってしまうので。今はマリーゴールドの残りの時間しか考えないように、なるべくしている。残りの期間を大事にしたい」と語った。












