米国・WWEプロレスの祭典「レッスルマニア42」初日(18日=日本時間19日、ネバダ州ラスベガス・アレジアントスタジアム)、かつての人気ディーバが電撃復帰を果たした。

 この日のWWE女子タッグ王座戦は、王者ナイア・ジャックス&ラッシュ・レジェンド、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス、ベイリー&ライラ・ヴァルキュリア、ニッキー&ブリーのベラツインズによるフェイタル4WAY戦が予定された。最後に入場した双子のベラ姉妹が姿を見せると、ニッキーは左足にプロテクターを装着し松葉づえをついていた。

 左足を負傷し2週間前に手術したばかりで、マイクで「レッスルマニアの最高の瞬間のため、古い友人を呼びたいわ」と告げると、元WWEディーバス王者のペイジ(33)が登場した。英国出身でプロレス一家に育ち、2005年に13歳でデビュー。11年にWWEと契約し、14年からメインロースターとなり、21歳で最高峰のディーバス王座を獲得した。同年に2度目のディーバズ王座に輝くと、АJリーやベラ姉妹、シャーロットらと抗争を展開し人気者となった。

ペイジ(手前)はシャーロット・フレアー(右)とダブルのスーパーキックをラッシュ・レジェンドに叩き込む©WWE
ペイジ(手前)はシャーロット・フレアー(右)とダブルのスーパーキックをラッシュ・レジェンドに叩き込む©WWE

 17年12月に首の負傷により引退したが、スマックダウンGMに就任するなど22年7月に退団するまでWWEで活躍した。同年9月に米AEWに移籍し、「サラヤ」のリングネームで23年8月にはAEW女子世界王座を奪取し存在感を示した。昨年3月には同団体離脱を発表していた。

 ライバル団体から帰ってきたディーバ時代の大物に、5万人超の観衆は大熱狂。ニッキーの代役として、ダニエル・ブライアン(現AEWブライアン・ダニエルソン)の妻ブリーとコンビを結成し、王座戦にサプライズ出場した。リングインしたペイジはシャーロット、ベイリーにラリアートを叩き込み、ベイリーをフィッシャーマンズスープレックスで投げてみせた。さらにライラをペイジターナーで叩きつける。

 かつてのライバル、シャーロットからナチュラルセレクションをくらうも、場外からセコンドのニッキーがシャーロットの足を引っ張り、松葉づえでぶっ叩いてアシストする。このチャンスにペイジはアレクサの空中弾を、両ヒザを立てて迎撃。最後はランペイジ(変型DDT)でアレクサをマットに突き刺し、3カウントとベルトを奪ってみせた。

感無量のペイジ(中)、ブリー・ベラ(左)とニッキー・ベラ©WWE
感無量のペイジ(中)、ブリー・ベラ(左)とニッキー・ベラ©WWE

 10年代に活躍したペイジ&ブリー・ベラがタッグ王座を奪取。時代を逆行させる活躍を見せたペイジは、かつての宿敵ブリーと熱い抱擁をかわした。大会後のポストショーでは「ホームに帰ってきてよかった」と感慨深げ。激闘を終えた直後のため声はかれていたが「私は18歳からここで育ったし、永遠にWWEガールなのよ」と古巣復帰を喜んでいた。

「WWEレッスルマニア42」はABEMAにて中継された。