米国・WWEプロレスの祭典「レッスルマニア42」初日(18日=日本時間19日、ネバダ州ラスベガス・アレジアントスタジアム)、メインの統一WWE選手権は王者コーディ・ローデス(40)が〝毒蛇〟ランディ・オートン(46)を大流血戦の末に撃破して、ベルトを死守した。

 2月のエリミネーション・チェンバー戦を制し挑戦権を獲得したオートンとは、ユニット「レガシー」を結成したり、敵対して抗争を繰り広げたりと因縁深い。コーディが2023年4月にAEWから復帰した後は、良き兄貴分としてサポートを受けてきた。だが調印式で血だるまにされて決別。元NFLスターでWWEのリングにも上がって来たパット・マカフィーを味方につけた毒蛇と、遺恨を深めていた。

 スタジアムに集まった5万816人の大観衆は、何が気にくわないのか王者コーディにもブーイングを飛ばす。王者は試合前からオートンとマカフィーに襲われたが、すぐさま逆襲に転じる。場外ではオートンに裏切られた人気歌手のジェリー・ロールが現れ、エルボードロップを放ってマカフィーを実況席でテーブル葬に処した。

 マカフィーはストレッチャー送りとなり、序盤から1対1の真っ向勝負となる。挑戦者がバックブリーカーを放った際に古傷の背中を痛めると、徹底的に弱点を集中攻撃。コーナーポストに叩きつけ、ベアハッグで背中を締め上げた。オートンから雪崩式ブレーンバスター、パワースラム、エレベイテッドDDTで逆襲されるも、場外線で額を割って流血させた。

 王者はディザスターキックでオートンを倒すと、挑戦者の血を胸のタトゥーに塗りつける。会場はラフファイトを続ける王者に大ブーイングだ。さらにおきて破りのエレベイテッドDDTでマットに打ちつけた。オートンからおきて破りのクロスローズをくらうも、今度は毒蛇の必殺技RKОを決めて譲らない。コーディの額からも血が流れ、すさまじい死闘になる。

 オートンは血が目に入ったのか、レフェリーにRKО。リング上に倒れ込んだところで急所蹴りを放つも、コーディはこれをかわして股間にキックだ。コーディはとどめのコーディカッターを見舞うが、毒蛇にカウンターのRKОをくらってしまう。ここでレフェリーのシャツを着たマカフィーが再び現れ、カウントを入れ始めた。コーディは大ピンチに執念を見せ、カウント2ではね返す。立ち上がったオートンはなぜか味方のマカフィーにRKОをくらわすと、王者はこの隙を逃さずクロスローズで叩きつけて3カウントを奪った。

コーディ・ローデス(上)はランディ・オートンをクロスローズで葬った(©AbemaTV, Inc.)
コーディ・ローデス(上)はランディ・オートンをクロスローズで葬った(©AbemaTV, Inc.)

 戦前の下馬評を覆して王座防衛に成功。ところが…納得のいかない毒蛇は王者にベルトで一撃。倒れたコーディの頭を、情け容赦ないパントキックで蹴り飛ばした。大ブーイングの中でかつての弟分をノックアウト。祭典初日は、敗れた毒蛇が不敵に笑う〝バッドエンド〟で幕を閉じた。

「WWEレッスルマニア42」はABEMAにて中継された。