米国・WWEプロレスの祭典「レッスルマニア42」2日目(19日=日本時間20日)は、ネバダ州ラスベガスのアレジアントスタジアムに5万5255人の大観衆を集め、激闘の連続となった。

 男子インターコンチネンタル(IC)王座をかけた6WAYラダー王座戦は、王者ペンタ、殿堂者レイ・ミステリオ、ドラゴン・リー、JDマクダナに21歳のジェボン・エバンス、怪力ルセフが激突。驚異の大技が飛び交い、超絶の攻防が繰り広げられた。

 ペンタがラダー上でJDにメキシカンデストロイヤーをさく裂させれば、エバンスはコーナーから飛んでラダー上のルセフにOGカッターだ。JDがリーにラダー上からスパニッシュフライを放つと、リーはミステリオにAJスタイルズから継承したスタイルズクラッシュをくらわせた。空前の名勝負は、ペンタがエバンスをメキシカンデストロイヤーで打ちつけてKO。ラダーを上がってベルトを奪取し、IC王座防衛に成功した。

王者ペンタが激闘の6WAY戦を制し、ラダー上でベルトを掲げる(ⒸWWE)
王者ペンタが激闘の6WAY戦を制し、ラダー上でベルトを掲げる(ⒸWWE)

 祭典初出場の新星トリック・ウィリアムズは、サミ・ゼインの持つ男子US王座に挑戦。ベテランから得意技のフルコースを浴びたが、とどめのヘルヴァキックの体勢に入るとウィリアムズのセコンドで人気ラッパーのリル・ヨッティが介入。ロープにゼインの顔面を打ちつけた。最後はウィリアムズがカウンターのトリックショット(ジャンピングニー)でゼインをフォールし、メイン王座初戴冠を果たした。試合後は観客席最前列の両親とハグし、意外な好青年ぶりを披露。大会後のポストショーでは、交際中の前WWE女子タッグ王者ラッシュ・レジェンドとダンスしてアツアツぶりも見せつけた。

サミ・ゼインにトリックショットを命中させたウィリアムズ(ⒸWWE)
サミ・ゼインにトリックショットを命中させたウィリアムズ(ⒸWWE)

 フィン・ベイラーは化身の「デーモン」となって、無法集団「ザ・ジャッジメント・デイ」の仲間だったドミニク・ミステリオとストリートマッチで遺恨決着戦。最強の悪魔を相手にドミニクも健闘したものの、デーモンはイス攻撃からテーブル上に載せた殿堂者ミステリオの息子に、クー・デ・グラ(ダイビングフットスタンプ)をぶち込み3カウントを奪った。

 2月末にAEWから移籍してきた〝呪いの変人〟ダンハウゼンは、昨年12月に引退したレジェンド、ジョン・シナとリング上で初対面。6人の〝ミニハウゼン〟を引き連れ、ザ・ミズ&キッド・ウィルソンともみ合いに。倒れたミズに〝呪い〟をかけると、シナの得意技ファイブナックルシャッフルを決め、やんやの歓声を浴びた。目の前で繰り広げられる摩か不思議な光景に、シナも「いやあ、ホントにすごかったねえ。引退生活、最高だよ」と苦笑い。加わらなくてよかった…の表情だった。

ダンハウゼン(左)の奇行にジョン・シナ(奥)は苦笑い(ⒸWWE)
ダンハウゼン(左)の奇行にジョン・シナ(奥)は苦笑い(ⒸWWE)

「WWEレッスルマニア42」はABEMAにて中継された。