米国・WWEプロレスの祭典「レッスルマニア42」2日目(19日=日本時間20日、ネバダ州ラスベガス・アレジアントスタジアム)、メインの世界ヘビー王座戦は、〝OTC〟ローマン・レインズ(40)が30分超えの壮絶な死闘の末に王者CMパンク(47)を破り、2年ぶりに最高峰王座を手にした。
1月のロイヤルランブル戦で優勝し、祭典での最高峰王座挑戦権を得た。パンクとは昨年の祭典でセス・ロリンズを加えた3WAY戦で激闘を繰り広げており、迷わず〝反骨のカリスマ〟を標的とした。パンクからは得意の〝マイク爆弾〟を仕掛けられたが、前回ロウでは互いにリスペクトを示し、真っ向勝負を誓い合っていた。
戦前の予想通り、序盤から激しい攻防を展開。レインズはエプロンでロープ上段から宙づりになったパンクに、鉄階段を打ちつけ額を割った。さらに豪快なパワーボムで実況席に叩きつける。リング内ではパンクの必殺技GTSを仕掛けるが、パンクは意地で回避してハイキックからおきて破りのスーパーマンパンチ。さらにOTCの証し、ウラファラを首にかけてスピアーを見舞った。
だがレインズはギロチンチョークで捕獲して絞め上げる。パンクのアナコンダバイスもギロチンで切り返し、47歳の王者からスタミナを奪っていく。それでも海千山千のパンクはしたたかだ。右腕のテーピングを丸めてレインズに投げつけると、レフェリーが拾い上げた。ゴミをスタッフに渡そうと背を向けたところで、パンクはまさかのローブロー。すかさずレインズを担ぎ上げてGTSでヒザをぶち込んだ。レインズがカウント2でクリアすると、場外の実況席上にレインズを載せて、コーナーポスト上段からエルボードロップを敢行。OTCを実況席ごと破壊してみせた。
祭典の大トリは30分を超える死闘となり、5万5255人の大観衆から「これぞ名勝負!」のチャントが上がった。勝負をかけたパンクはリング内でGTSを発射。さらに連発を狙ってレインズを担ぎ上げるも、スタミナを消耗したのか力尽きて、前のめりに崩れ落ちる。めぐってきた好機に、OTCはスピアーを連発。こん身のタックルをパンクのボディーに突き刺して33分58秒、3カウントとベルトを奪った。
最高峰王座は2年前の祭典「レッスルマニア40」で、コーディ・ローデスに敗れて統一WWE王座から陥落して以来となる。前回は極悪軍「ザ・ブラッドライン」を率いて1316日の超長期政権を築き上げたが、防衛戦を数か月に1回しか行わなかったことで批判を受けた。
ところが、大会後のポストショーに出演したレインズは「パートタイムみたいな状況? 俺たちが直してやるよ。お前らちゃんと空けとけよ。この夏中、ずっと俺のケツを見ることになるからな」と表明。今後はフルタイムで参戦することを予告した。ブロック・レスナーに圧勝した新怪物オバ・フェミとの対決にも意欲を見せるOTCは、再びWWEをけん引する。
「WWEレッスルマニア42」はABEMAにて放送された。















