新日本プロレスのIWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太(32)が、挑戦者変更騒動の〝最大の問題点〟を指摘した。5月3日福岡大会で迎え撃つはずだったゲイブ・キッド(AEW)が負傷欠場となり、V4戦の相手はアンドラデ・エル・イドロ(AEW)に決定。タイチの挑戦表明が認められなかったことなどで、議論も呼んだ一連の流れに対する辻の見解は――。
右肩を負傷したゲイブの欠場が発表されると、タイチがSNSで挑戦を表明。しかし、辻は最終的に、19日後楽園大会で挑戦表明VTRを送り付けてきたアンドラデとの防衛戦を了承した。
取材に対し「俺がIWGPヘビーを持っていたら『タイチ、やってやるよ』と言ったと思うんです。ただこれはGLOBALのベルトであって、俺はベルトを分解した人間として、今まで曖昧だった各ベルトの存在意義を明確にしたいんです」と選択理由を説明。アンドラデには、2月の米ニュージャージー大会で勝利を収めたばかりだが「彼が『前回は負けじゃない』と言い張るのであれば、それでもいいです。アンドラデというビッグネームを2回倒せば、世界にGLOBAL王座と辻陽太の名前を広めることができると思うので」と再戦のメリットを挙げた。
タイチがこれまでAEWへの過度な依存をなくすべきと強く主張してきた背景もあり、一連の挑戦者変更劇は賛否を呼んだ。辻はAEWとの外交に対するスタンスが、タイチと同意見とした上で「新日本から出ていった選手に『どうぞウチにも上がってください』と言ってるようでは、みんなAEW所属になっちゃいますよね。なぜみんなが新日本で戦っているのかを、会社として考えていかなきゃいけないのはその通りだと思います」と賛同。「問題点は手を組んでいることじゃなく、団体間の関係性が対等じゃないからなんですよ。もし対等な関係で手を組んでいけるなら、俺は賛成どころか感謝をします」と一石を投じた。
2022年からスタートした両団体による合同興行「Forbidden Door」は今年も6月28日(日本時間同29日)に米カリフォルニア州で開催される。しかし辻は「ポスターを見ても新日本の選手なんて一人もいないじゃないですか。過去(23年大会)にIWGP(世界王座戦)がオープンチャレンジで第4試合で組まれたこともありましたし、そういう扱いをされるようであれば、俺はGLOBAL王者で大会を迎えたとしても防衛戦はやりたくないですね」と持論を展開した。
辻は「俺やタイチを否定する人もいるかもしれないけど、俺たちは決してAEWが嫌いだと言えば話題になるから言ってるんじゃなくて、しっかり理由があって発言していることは理解してもらいたいですね」と呼びかけ。20日の後楽園大会ではタッグ戦で軽快な動きを披露し、福岡決戦へ好調をアピールしていた。













