新日本プロレスのタイチ(43)が、「NEW JAPAN CUP(NJC)」(6日、大田区で開幕)初制覇への青写真を明かした。キャリア初のIWGP世界ヘビー級王座(現王者は内藤哲也)挑戦を狙う男は、2回戦(15日、大阪)で待ち受けるザック・セイバーJr.(36)との元パートナー対決に闘志。「Just 5 Guys」拡大の可能性にも言及だ。

 2月の札幌大会で鷹木信悟を撃破したタイチは、勢いそのままにNJC初制覇を狙う。「ここ最近の札幌で(ウィル)オスプレイ、鷹木と元チャンピオンに勝ててるから。コンディション的にもいけるチャンスが自分の中であるんじゃないかと」と手応えを強調した。

 1回戦(10日、尼崎)では「ハウス・オブ・トーチャー」の成田蓮と激突する。「若い連中の中で一番印象が薄いかなって。ここで邪魔になってくるのは、俺のことをよく知ってる金丸(義信)なのかな。そこ次第じゃないですか、ウン。どっちに転ぶとしても。もちろん金丸ありきで考えてるから、こっちも」と元盟友の介入を警戒しつつ、迎撃に自信をのぞかせる。

 直後に控える相手がシード扱いのザックということも、負けられない理由の一つだ。2022年までの鈴木軍時代は「デンジャラステッカーズ」のチーム名で「プロレス大賞」ベストタッグも受賞。「鈴木軍が終わって、いつかはどこかで対戦することがあるだろうとは思ったけどね。ついに来たから実現させたいと思いますよ、ウン。お互いどう変わったか、確かめ合うちょうどいい時期じゃないかと」と特別な相手への思いを明かす。

 たもとを分かって以降のザックはTMDKを率いているが、互いに実力を認め合う間柄だ。「もしかしたら、いろいろ感じ取って手を取り合うかもしれないし。ケンカしたわけではないからね。再合流する可能性だってゼロではないし、もしかしたらついでに藤田(晃生)ももらって〝Just 7 Guys〟になるかもしれないしね」と何とNJC期間中の緊急合体まで示唆。「まずはやってみてからだろうな、ウン。やってみてからじゃないですか?」と、電話取材にもかかわらずサンバイザーをかぶって話す姿がありありと目に浮かんだ。

「理想はもちろんSANAやん(SANADA)との決勝(20日、長岡)だし、途中で(上村)優也ともやりたいし。今調子いい時に結果を残しておかないと。キャリア的にも年的にも、上から数えたほうが早くなってきたしね」

 シングル戦線ではNEVER無差別級、KOPWで独自の存在感を発揮してきたベテランが、満を持してど真ん中へ殴り込む。